2009年 07月 19日
瓦解の徴候 |
衆議院選挙まであと1ヶ月足らずとなって自民党はあちこちで瓦解の徴候を見せ始めている。
ベテランと中堅議員のほとんどは落選し、もちろん前回の総選挙での瞬間最大風速に乗って当選した小泉チルドレンは全滅し、結果として地盤の強固な世襲議員でもっぱら構成される自民党が生まれるのではないかと予測する。そのほうが政党としての性格が明確になる。
次の選挙はいろいろな点で大きな変化をもたらすことになるだろう。実に興味深い。
<追記>
津島雄二議員は後継者として自分の秘書をつとめている長男を指名したという。またここでも世襲制が姿を現した。結局のところ政治家は自分のことしか考えていないのである。
自民党税制調査会長で津島派会長の津島雄二衆院議員(79)=衆院青森1区=が1カ月余り先に迫った次期衆院選に立候補しない意向を固めた。19日朝、地元の党県連幹部に伝えた。「次の選挙は勝てない」と判断しての引退であろうが、長い経験を積んだ政治家が選挙に負けて引退に追い込まれるより、まだしも格好のつく引退を選んだものと思われる。しかし、判断としては正しい。自民党所属のベテラン議員のなかには同じような判断を下す者がほかにも現れるのではないか。
関係者によると、県連幹部のもとに津島氏本人から電話があり、「いろいろ考えて引退することにした」と話したという。津島氏は19日午後4時から、青森市内の事務所で記者会見し、正式に政界引退を表明する。
津島氏は1953年に当時の大蔵省に入省。参事官などを務め、76年の衆院選で初当選した。厚生相などを歴任し、05年11月から党内第二派閥の津島派会長を務めている。現在11期目。
次期衆院選の青森1区には津島氏をはじめ、民主、社民、共産などから6人が立候補を表明、激しい選挙戦が予想されている。大票田の青森市では4月の市長選で、津島氏と支持層が重なるとされる当時の市長(76)が通算6期目を目指したが、「高齢・多選」を批判されて大敗。津島氏にも「高齢・多選」がつきまとっているうえ、このところの自民への逆風も重なり、支持者の間には次期衆院選への危機感が広がっていた。 (朝日新聞7月19日12時36分)
ベテランと中堅議員のほとんどは落選し、もちろん前回の総選挙での瞬間最大風速に乗って当選した小泉チルドレンは全滅し、結果として地盤の強固な世襲議員でもっぱら構成される自民党が生まれるのではないかと予測する。そのほうが政党としての性格が明確になる。
次の選挙はいろいろな点で大きな変化をもたらすことになるだろう。実に興味深い。
<追記>
津島雄二議員は後継者として自分の秘書をつとめている長男を指名したという。またここでも世襲制が姿を現した。結局のところ政治家は自分のことしか考えていないのである。
by himitosh
| 2009-07-19 15:05
| 政治