2009年 08月 02日
「雨の訪問者」 |
ずっと雨ばかり降っているからというわけではないが、「雨の訪問者」(ルネ・クレマン監督)を見る。ただし、この映画、雨は最初の部分だけであとはずっと好天気のシーンが続く。
1970年の映画だが、ロードショーで見た記憶がある。チャールズ・ブロンソン主演のフランス映画である。ブロンソンのフランス語はフランス語に聞こえない。共演のマルレーヌ・ジョベールが成熟した女と少女の両方の魅力を感じさせてすごくいい。
脚本はセバスチャン・ジャプリゾという才人なのだが、この人が書く話はたいていいつも入り組んでいるため、小説ならいいが映画だとわかりにくいところが出てくる。この映画も後半がすんなりとは理解できない。
それでもこの映画はそういう謎解きのカタルシスを味わう種類の映画ではなく、ミステリアスなムードを楽しむ映画だろう。その点ではブロンソンもジョベールも好演しているし、ルネ・クレマンの演出も申し分がない。
大傑作というのではないが、佳作だと思う。
1970年の映画だが、ロードショーで見た記憶がある。チャールズ・ブロンソン主演のフランス映画である。ブロンソンのフランス語はフランス語に聞こえない。共演のマルレーヌ・ジョベールが成熟した女と少女の両方の魅力を感じさせてすごくいい。
脚本はセバスチャン・ジャプリゾという才人なのだが、この人が書く話はたいていいつも入り組んでいるため、小説ならいいが映画だとわかりにくいところが出てくる。この映画も後半がすんなりとは理解できない。
それでもこの映画はそういう謎解きのカタルシスを味わう種類の映画ではなく、ミステリアスなムードを楽しむ映画だろう。その点ではブロンソンもジョベールも好演しているし、ルネ・クレマンの演出も申し分がない。
大傑作というのではないが、佳作だと思う。
by himitosh
| 2009-08-02 11:17
| 映画