2009年 08月 24日
「とめはねっ!」5 |
マンガの絵は記号ではない。思想と感情、世界観の表現である。したがって下手な絵のマンガは表現そのものの質に期待できない。たとえばキャラクタひとりひとりがしっかりと区別できることはマンガの基本である。それができないマンガ家が多すぎるように思う。
河合克敏「とめはねっ!」第5巻(小学館)を読んでその絵の質の高さに感心する。わたしの好みにぴったりというべきというべきかもしれないが。
河合克敏には「帯をギュっとね!」(柔道)と「モンキーターン」(競艇)というそれぞれマイナーなスポーツを扱っている二作しかないが、どちらも長くてとてもおもしろい。単純なスポーツ根性マンガではなく、さまざまな要素(ラブコメ、ギャグ)を巧みに取り入れている。
「とめはねっ!」の書道というテーマにはビックリしたが、さまざまな蘊蓄が実におもしろい。この巻では自動墨擦り機という実在する機械に爆笑した。
河合克敏のマンガは長くなるので、しばらくずっと楽しめそうだ。
河合克敏「とめはねっ!」第5巻(小学館)を読んでその絵の質の高さに感心する。わたしの好みにぴったりというべきというべきかもしれないが。
河合克敏には「帯をギュっとね!」(柔道)と「モンキーターン」(競艇)というそれぞれマイナーなスポーツを扱っている二作しかないが、どちらも長くてとてもおもしろい。単純なスポーツ根性マンガではなく、さまざまな要素(ラブコメ、ギャグ)を巧みに取り入れている。
「とめはねっ!」の書道というテーマにはビックリしたが、さまざまな蘊蓄が実におもしろい。この巻では自動墨擦り機という実在する機械に爆笑した。
河合克敏のマンガは長くなるので、しばらくずっと楽しめそうだ。
by himitosh
| 2009-08-24 21:40
| 本