電波時計の寿命 |
このオレゴン・サイエンティフィック社の電波時計は、いまから15年ぐらい前に秋葉原で買ったものだ。すごく安くて三千円ぐらいではなかったかと記憶している。値段のわりには非常に重宝して枕元で使い続けてきた。単純な目覚まし時計である。単四の電池を2本、一年に一回取り替えれば正確無比な時間を知らせてくれる。まあ、15年も使えば十分元は取れたと思う。結局LEDの時計を買ったので、それと入れ替わる形で古い時計が退場することになる。
月に30秒程度しか狂わないクオーツの時計が登場したときはひとつの革命的な変化だったが、もういまでは電波時計が標準になりつつある。月に30秒でも1年たてば5分以上狂ってしまうのが耐えられないのだ。
一秒の狂いも我慢できないというのは一種の偏執狂だとは思うが、家の中の時計が次々に電波時計に置き換えられている。