2009年 10月 15日
松本空港は廃港に向かう |
JALはほんとうに「死に体」の企業だからどうしようもないのだと思うが、展開の速さにいささか驚いている。冗談でなしに、松本空港は数年後には空港跡になってしまうかもしれない。
来年の西洋史学会が九州で開催されるので、その際に使えたら、それがわたしにとってのメモリアル・フライトになりそうだ。
県営信州まつもと空港(松本空港)が閉鎖の危機にさらされている。同空港の定期便全3路線を運航している日本航空が14日、10年6月以降の早い時期に全路線から撤退する意向を県に正式に伝えた。11月末までに決定する方針だ。村井仁知事は15日に日航本社を訪れて方針転換を求める考えだが、難しい交渉を迫られることになりそうだ。松本空港からはJALの大阪・福岡・札幌の三ルートしか飛んでいないのだが、いままで乗った限りでは、大阪はともかくとして、福岡や札幌については飛行機は圧倒的に便利だと思った。だから、もうちょっと利用する人がいてもいいと考えていた。しかし、1日1便どころか、2日や3日に1便というような不規則な運行のダイヤなので、利用しにくいのだ。したがって、ますます搭乗率は下がり、便数は減らされ、さらに不便になるというマイナスのスパイラル状態になっている。
県では14日午後5時から、小林利弘・交通政策課長が緊急の記者会見を開き、日航との会談内容などを説明した。
説明によると、日航経営企画本部の大貫哲也部長が同日午前、県庁を訪れ、望月孝光・企画部長に「松本発着の3路線はすべて赤字」だとして、完全撤退の方針を伝えた。県側は「承服できない」と反論し、やりとりは1時間半に及んだという。
日航は、前原誠司国土交通相が選んだ「JAL再生タスクフォース」を中心に10月中に再建計画の骨子を、11月末までに全体を決める予定だ。
大貫部長はこの日の会談で「タスクフォースの了解を得て来庁した」と説明したといい、県は「松本空港からの撤退は、再建計画に盛り込まれる可能性が高い」と判断。路線を廃止するには半年前までに国に届けなければならないため、日航は11月の計画決定後、できるだけ早く廃止を届け出る方針だとみている。(朝日新聞10月14日)
来年の西洋史学会が九州で開催されるので、その際に使えたら、それがわたしにとってのメモリアル・フライトになりそうだ。
by himitosh
| 2009-10-15 19:23
| 社会