2005年 08月 11日
ひょっとしてこの選挙は |
郵政民営化法案に反対投票をした自民党議員37名全員を非公認にし、対立候補を立てるという小泉戦略はたしかに有効だろうと思う。何に対して有効か? まず選挙を無理やり郵政民営化をめぐる選択にしてしまうことができる。これによって政権選択という本来総選挙が担うはずの役割をぼかしてしまう。おかげで割を食うのが民主党だろう。
自民党内の対立ばかりに焦点をあてるな、という要求が民主党からマスメディアにむかってなされたということを聞いたが、何だかお笑いである。そんな要求を出すほうが格好悪いと思わないのだろうか。
ただ、シングル・イッシューの選挙にしようという小泉戦略によって、長野県などもそうなのだが、自民党の地方組織がガタガタになってしまうところがたくさん出てくる。まあ、もともと自民党の地方組織といっても個人の議員の後援会の連合体みたいなもののようだから、それが壊れたからといって困ることはないと小泉は見ているのだろう。意外に小泉という人は深謀遠慮の政治家なのかもしれない。
この選挙はそういう意味では日本の政治風土を一挙に変えてしまう重要な選挙になるかもしれない。政党組織といっても、公明党や共産党以外は組織の体をなしていないところばかりではないか。そして、そうした政党も小選挙区制でいまや実質的には骨ぬきになってしまっている。両党ともはっきり言ってどこかの政治勢力にくっつく以外には生き残る方法はないだろう。
郵政民営化反対派に対抗して自民党の対立候補として名乗りを上げる人間がどの選挙区でもたくさん出てくるようなら、日本の政治は大きく変わってくるような気がする。いずれにせよ、選挙まであとひと月。変えるのであれば、急がなければならない。
自民党内の対立ばかりに焦点をあてるな、という要求が民主党からマスメディアにむかってなされたということを聞いたが、何だかお笑いである。そんな要求を出すほうが格好悪いと思わないのだろうか。
ただ、シングル・イッシューの選挙にしようという小泉戦略によって、長野県などもそうなのだが、自民党の地方組織がガタガタになってしまうところがたくさん出てくる。まあ、もともと自民党の地方組織といっても個人の議員の後援会の連合体みたいなもののようだから、それが壊れたからといって困ることはないと小泉は見ているのだろう。意外に小泉という人は深謀遠慮の政治家なのかもしれない。
この選挙はそういう意味では日本の政治風土を一挙に変えてしまう重要な選挙になるかもしれない。政党組織といっても、公明党や共産党以外は組織の体をなしていないところばかりではないか。そして、そうした政党も小選挙区制でいまや実質的には骨ぬきになってしまっている。両党ともはっきり言ってどこかの政治勢力にくっつく以外には生き残る方法はないだろう。
郵政民営化反対派に対抗して自民党の対立候補として名乗りを上げる人間がどの選挙区でもたくさん出てくるようなら、日本の政治は大きく変わってくるような気がする。いずれにせよ、選挙まであとひと月。変えるのであれば、急がなければならない。
by himitosh
| 2005-08-11 12:54
| 社会