2012年 05月 06日
「テルマエ・ロマエ」 |
で、映画は笑えた。特に前半はヤマザキマリのマンガのギャグをほぼそのまま実写化していて、その部分はほんとうにばかばかしくて笑える。主役のルシウスを演じる阿部寛の大仰な演技はマンガの表情と重なり、オカシイ。
ただ、後半になって(マンガにない)上戸彩の役が前面に出てくるようになると、もういけない。テンポが悪くなり、ギャグが決まらない。もっとオリジナルの設定を大事にしたほうがおもしろかったのではないか。漫画を読まないで観た人でも後半がたるんでいることはわかるだろう。
原作のマンガを愉しんだ人にはオススメするが、なにごともマジメに考える人は向かない映画である。
by himitosh
| 2012-05-06 17:02
| 映画