2013年 03月 06日
『花に染む』 |
マンガにもリテラシーがある。誰にでもわかるマンガばかりではない。そして、高度なリテラシーを要求するマンガにはすごくおもしろいものがあり、そうしたマンガ作者の一人がくらもちふさこである。
この『花に染む』(集英社)は現在まで3巻が出ているが、その前の『駅から5分』という作品世界とつながっている。『駅から5分』にも感心したのだが、通常のマンガの作法を踏み外しながら、読者を上手に独自の世界に引き込んでいる。
ベテランのマンガ家にもくらもちふさこのように洗練の度合いを高めていく人がいる。それでも彼女の場合には少女マンガというジャンルにとどまろうとしており、結果としてマンガという表現の幅の広さをますます拡大させている。
たかがマンガ、ではないのである。『駅から5分』(全3巻)と続けて読むことをオススメしたい。
この『花に染む』(集英社)は現在まで3巻が出ているが、その前の『駅から5分』という作品世界とつながっている。『駅から5分』にも感心したのだが、通常のマンガの作法を踏み外しながら、読者を上手に独自の世界に引き込んでいる。
ベテランのマンガ家にもくらもちふさこのように洗練の度合いを高めていく人がいる。それでも彼女の場合には少女マンガというジャンルにとどまろうとしており、結果としてマンガという表現の幅の広さをますます拡大させている。
たかがマンガ、ではないのである。『駅から5分』(全3巻)と続けて読むことをオススメしたい。
by himitosh
| 2013-03-06 21:22
| 本