2005年 04月 13日
ガソリンの高騰 |
ガソリンの値段がめちゃくちゃ高くなってきた。いつもわたしは自宅近くのセルフサービスのスタンドを利用しているのだが、今朝その前を通ったら1リットルが122円(税込)になっていた。信州の中でもこのあたりはガソリンの価格が高い地域なのだが、120円台というのは記憶にない。
原油価格が上がっているのだから最終製品の価格に跳ね返るのは避けられないことはわかる。1970年代の石油ショックを経験した人たちはモノの価格が簡単に変動するかをよく知っているはずだ。
わたしが車を運転し始めた60年代の終わりごろのガソリンの値段は1リットル15~20円ぐらいではなかっただろうか。それでも10倍にはなっていない。日本の戦後の経済発展はそうした安い石油の上に成り立っていたといえるだろう。
この原油価格の高騰は一過性のものではなく、構造的なものだとよく言われている。地球の資源が有限であることと地球上に暮らす人々の生活スタイルの変化がもたらしたものなのである。先進国のエネルギー多消費型の生活が唯一の基準になり、世界中の人々がそれをめざしている。このままでは破滅はそう遠くない将来に起きる。
わたし自身の生活を考えてみても、二台の車と自宅のセントラル・ヒーティングに消費されるエネルギーの量は相当なものだと思う。実際そういうものなしにはもうやっていけない身体になってしまっている。今さら炬燵と火鉢の時代に戻ることはもう無理だろう。楽なものへの適応は簡単だが、苦しいものへの適応は容易ではないからだ。
ただし、やはり目先のことだけでなく、50年とは言わないが10年20年先のことはちょっとばかり頭の中に入れておいてもいいかもしれない。それはできるだけエネルギー消費を抑えることである。選択肢が二つ以上あるとすれば、より少ないエネルギーでできるほうを選ぶ。まあ、これぐらいではないか。それだけでもやらないよりはマシである。
まずは自転車だな。自転車通勤を(可能な季節の間だけでも)やろうと思っている。去年も秋から冬まではずいぶん自転車で通った。ガソリン価格が200円まで上がったら、自動車から自転車へ切り替える人はかなり増えるような気がする。わたしのように片道19kmでも通えるのだから、職場まで10kmぐらいまでの人なら楽勝ではないかと思う。
原油価格が上がっているのだから最終製品の価格に跳ね返るのは避けられないことはわかる。1970年代の石油ショックを経験した人たちはモノの価格が簡単に変動するかをよく知っているはずだ。
わたしが車を運転し始めた60年代の終わりごろのガソリンの値段は1リットル15~20円ぐらいではなかっただろうか。それでも10倍にはなっていない。日本の戦後の経済発展はそうした安い石油の上に成り立っていたといえるだろう。
この原油価格の高騰は一過性のものではなく、構造的なものだとよく言われている。地球の資源が有限であることと地球上に暮らす人々の生活スタイルの変化がもたらしたものなのである。先進国のエネルギー多消費型の生活が唯一の基準になり、世界中の人々がそれをめざしている。このままでは破滅はそう遠くない将来に起きる。
わたし自身の生活を考えてみても、二台の車と自宅のセントラル・ヒーティングに消費されるエネルギーの量は相当なものだと思う。実際そういうものなしにはもうやっていけない身体になってしまっている。今さら炬燵と火鉢の時代に戻ることはもう無理だろう。楽なものへの適応は簡単だが、苦しいものへの適応は容易ではないからだ。
ただし、やはり目先のことだけでなく、50年とは言わないが10年20年先のことはちょっとばかり頭の中に入れておいてもいいかもしれない。それはできるだけエネルギー消費を抑えることである。選択肢が二つ以上あるとすれば、より少ないエネルギーでできるほうを選ぶ。まあ、これぐらいではないか。それだけでもやらないよりはマシである。
まずは自転車だな。自転車通勤を(可能な季節の間だけでも)やろうと思っている。去年も秋から冬まではずいぶん自転車で通った。ガソリン価格が200円まで上がったら、自動車から自転車へ切り替える人はかなり増えるような気がする。わたしのように片道19kmでも通えるのだから、職場まで10kmぐらいまでの人なら楽勝ではないかと思う。
by himitosh
| 2005-04-13 11:04
| 社会