2005年 10月 18日
学生たちのコンピュータ・リテラシー |
Blackboardという大学教育支援システムが導入されたのは去年の4月のことだった。アメリカの大学の多くで使われていて成果をあげているという触れ込みだが、とにかく使ってみることにした。
昨年度は授業で使ったPowerpointなどの教材をアップロードして、学生たちはそれを見て復習できる形をつくった。授業によっては大量の画像を使うものがあるので、それをあとから確認できるのは学生にとってはプラスになる。
そして、質問や掲示板の機能も使えるようにはしたのだが、これを積極的に使おうという学生はほとんどいなかった。だから、感じとしては黒板に書いた板書が消えずに、ストックされている場所、ぐらいの認識しか学生たちにはなかったものと思う。まさにBlackboardである。
そして、今年からはそれをもっと拡充して利用することにした。
具体的には「小テスト」や「課題」、「レポート」をBlackboardを通じて提出させ、評価することにした。というのも、これまで授業の際に小さな紙を配って書かせたりすることが多かったのだが、大人数の授業だとこの紙が学期末には千枚以上もたまってしまい、管理に苦労するのである。わたしは大教室の授業は出席をとらないので、毎回こうした小課題を書かせることで代行していたのである。
とにかく、あらゆる提出物はBlackboard上に出すことを原則とすることにした。そのためには、学生たちはBlackboardでわたしの授業の受講登録をしなければならない。登録しないと提出物を受け付けてもらえないし、わたしからの連絡も届かない。
ところが、この段階ですでに脱落者が何人も出てきた。「登録ができません」といってきた学生がもう5人ぐらいいる。また「課題の出し方を間違えました。代わりにメールの形ではダメでしょうか」などと言ってきた学生もいる。
こういうのにいちいち対応するのはかなり面倒なことなのだが、いたしかたない。
思うに(少なくとも人文系の)学生たちのコンピュータ・リテラシーは、まだせいぜいのところ「メールを読み書きできる。送受信できる」といったところにとどまっているのではないか。ちょっとややこしいことになるともうお手上げなのではないか。
まあ、これも学生たちにはいい訓練にはなっているように思う。
昨年度は授業で使ったPowerpointなどの教材をアップロードして、学生たちはそれを見て復習できる形をつくった。授業によっては大量の画像を使うものがあるので、それをあとから確認できるのは学生にとってはプラスになる。
そして、質問や掲示板の機能も使えるようにはしたのだが、これを積極的に使おうという学生はほとんどいなかった。だから、感じとしては黒板に書いた板書が消えずに、ストックされている場所、ぐらいの認識しか学生たちにはなかったものと思う。まさにBlackboardである。
そして、今年からはそれをもっと拡充して利用することにした。
具体的には「小テスト」や「課題」、「レポート」をBlackboardを通じて提出させ、評価することにした。というのも、これまで授業の際に小さな紙を配って書かせたりすることが多かったのだが、大人数の授業だとこの紙が学期末には千枚以上もたまってしまい、管理に苦労するのである。わたしは大教室の授業は出席をとらないので、毎回こうした小課題を書かせることで代行していたのである。
とにかく、あらゆる提出物はBlackboard上に出すことを原則とすることにした。そのためには、学生たちはBlackboardでわたしの授業の受講登録をしなければならない。登録しないと提出物を受け付けてもらえないし、わたしからの連絡も届かない。
ところが、この段階ですでに脱落者が何人も出てきた。「登録ができません」といってきた学生がもう5人ぐらいいる。また「課題の出し方を間違えました。代わりにメールの形ではダメでしょうか」などと言ってきた学生もいる。
こういうのにいちいち対応するのはかなり面倒なことなのだが、いたしかたない。
思うに(少なくとも人文系の)学生たちのコンピュータ・リテラシーは、まだせいぜいのところ「メールを読み書きできる。送受信できる」といったところにとどまっているのではないか。ちょっとややこしいことになるともうお手上げなのではないか。
まあ、これも学生たちにはいい訓練にはなっているように思う。
by himitosh
| 2005-10-18 06:38
| 大学