2014年 02月 02日
出席管理システム |
ところで昨年末に信州大学のすべての教室に上の写真のような、カードを読み取るための端末が設置された。見てもらえばわかるように、端末下部のセンサーに学生証を当てて読み取るためのものである。学生の授業への出席を管理することがこの装置の基本的な機能のようだが、ほかにもいろいろと機能があるらしい。
もう使えるらしくて、一年生の授業では学生たちがピッ、ピッとカードを当てていた。一年生が持っている学生証には最初からそのための機能がついているという話だ。二年生以上にはこの装置に使用できる新しい学生証が交付された。
教授会で聞いた話では、申請したら一発で文科省から予算がついたという。この装置とシステム、学生証の更新などあわせて億という金額が投じられているらしい。こういうものには金をかけるのが国の方針らしい。何だかなあという気がする。
これは学生の管理だけでなく、教員の管理にも使われることになるだろう。きちんと授業をやっているかどうかがすぐにわかるのだから。演習の授業などは人数も少ないから、研究室でやったり、学生たちと相談して休みにしたりする教員もいるだろうが、これを使わないとダメなのだと思う。
非常勤で行っているM本大学にも似たようなシステムがあって、それで出席を管理しているが、それはWifiとタブレット端末を使ったもっと簡便なシステムである。かかっている費用も十分の一以下だと思うが、あれで十分ではないか。こういうものはすぐに古くなるから、柔軟なシステムのほうが先々役に立つと思う。
いずれにせよ、こういうものでいちいち管理されるのは気分がよくない。この先どの大学でもこういう傾向は強まる一方だろうから、早く辞めることができるのも悪くない。
by himitosh
| 2014-02-02 17:34
| 大学