2014年 08月 01日
「思い出のマーニー」 |
この映画、わたしはとても気に入った。アニメーション的な表現をあまり使わずに、シンプルな物語をシンプルに語っている。ファンタジーなのだが、ファンタジーっぽくない。
鬱屈した少女の話であるが、その彼女が鬱屈から解放されていくプロセスに説得力がある。「子どもってこういうものだよなあ」と感じる部分があちこちにあって、大人の見るアニメ映画かもしれない。
原作は未読だが、フィリパ・ピアスの『トムは真夜中の庭で』に似ているように思った。こういう話はイギリス人のほうがうまく書けるのだろう。
去年の「風立ちぬ」も楽しめたが、これも悪くない。
by himitosh
| 2014-08-01 20:46
| 映画