2005年 03月 17日
眠い夜 |
トシをとったと実感する機会はとても多いのだが、そのひとつは夜になると眠いことである。
夜になって眠くなるのに何の不思議もないけれど、寝床に入って本を読んでいてもすぐに眠くなる。時刻はだいたい10時から11時である。もう少し若い頃は、おもしろい本ならそのまま最後まで読んだりできたのだが、いまはもう全然ダメ。起きていられない。
子どもを見ていると、娘のほうはいくらでも起きていられるようだ。その代わり朝は弱くて起きられない。息子のほうはわたしに似て早寝早起きである。
そんなわけでとにかく、寝床で読む本がなかなか読み進まないのである。
そして、夜中というか早朝に目が覚めるのもトシのせいだと思う。4時から5時には目が覚める。この頃は朝に明るくなるのがだんだん早くなって嬉しい。これがちょっと前だと目が覚めても真っ暗で、そういうのは実に気が滅入る。二度寝ができなくなったのもトシのせいだろう。
そんな風に真っ暗な部屋の中で目を覚ましてカーテン越しの光を見ていると、やはり夜中にゴソゴソと動き回っていた父親のことを思い出す。「いやあ、こんな思いをしていたのか」と、いまになって父親のことがわかった気持がする。
すぐ眠くなるのは困るが、それでも不眠よりもましだと思う。
by himitosh
| 2005-03-17 20:45
| 身のまわり