2005年 04月 26日
JRの体質が事故の主因 |
昨日の事故の死者はとうとう73人にもなった。事故の時間が時間だけに、小さな子どものいる母親や学生、働き盛りの年齢の人も死者の中には多く、まことに痛ましい。電車は事故を起こすと――飛行機事故に負けないぐらい――犠牲者が多くなる。
今日電車に乗って通勤した人は緊張を強いられたのではないか。
事故現場のカーブの手前で非常ブレーキをかけたあとがあるという。これって、自動車を運転する人なら誰でも知っていることだが、「スロー・イン・ファースト・アウト」といってカーブに入る前に減速してカーブを抜けながら加速していくのがドライビングの基礎である。直前で急ブレーキをかければ、遠心力で車は外へもって行かれてしまう。
事故を引き起こした運転士は何度もミスをしてそのたびに処分を受けていたという。そもそも運転の適性がない人物だったのではないか。結局そういう資質のために前の駅で40mもオーバーランをしたことが遅れを引き起こし、それが速度超過をもたらしたと見るのが正しそうだ。
しかもこの40mも最初は8mという話だった。こういう事故が起きたから明るみに出たわけだが、それがなければきっと運転士と車掌で口裏を合わせて8mで通っていただろう。そして、そういうことがJRでは日常茶飯事なのだと推測される。三菱自動車の場合とまったく同じで、こういうものは企業文化の一種であってそう簡単に修正されることはないだろう。
どうやらこれは調べれば調べるほど、JRの管理体制の問題がボロボロ出てきそうだ。それなのに、事故の直後から「置き石が原因」などということをJR側は盛んに主張している。だけど、写真を見ればすぐにわかるはずだ。あんな誰からも見られる場所で、朝のラッシュ時に、線路のフェンスをくぐって石を置きに行く者などいるはずがない。
JRの反省のない、すぐに責任を他者に転嫁する姿勢は国鉄と呼ばれた時代からちっとも変っていない。そのくせカネを稼ぐことだけ熱心になって過密ダイヤで運行する一方で、従業員たちの給料は抑制し、きついノルマだけを課している。
考えてみると、電車に乗っていて不快な思いをしたことがある路線はほとんどがJRである。自分たちの仕事が客商売であるなどとはこれっぽっちも考えていないのではないか。
今日電車に乗って通勤した人は緊張を強いられたのではないか。
事故現場のカーブの手前で非常ブレーキをかけたあとがあるという。これって、自動車を運転する人なら誰でも知っていることだが、「スロー・イン・ファースト・アウト」といってカーブに入る前に減速してカーブを抜けながら加速していくのがドライビングの基礎である。直前で急ブレーキをかければ、遠心力で車は外へもって行かれてしまう。
事故を引き起こした運転士は何度もミスをしてそのたびに処分を受けていたという。そもそも運転の適性がない人物だったのではないか。結局そういう資質のために前の駅で40mもオーバーランをしたことが遅れを引き起こし、それが速度超過をもたらしたと見るのが正しそうだ。
しかもこの40mも最初は8mという話だった。こういう事故が起きたから明るみに出たわけだが、それがなければきっと運転士と車掌で口裏を合わせて8mで通っていただろう。そして、そういうことがJRでは日常茶飯事なのだと推測される。三菱自動車の場合とまったく同じで、こういうものは企業文化の一種であってそう簡単に修正されることはないだろう。
どうやらこれは調べれば調べるほど、JRの管理体制の問題がボロボロ出てきそうだ。それなのに、事故の直後から「置き石が原因」などということをJR側は盛んに主張している。だけど、写真を見ればすぐにわかるはずだ。あんな誰からも見られる場所で、朝のラッシュ時に、線路のフェンスをくぐって石を置きに行く者などいるはずがない。
JRの反省のない、すぐに責任を他者に転嫁する姿勢は国鉄と呼ばれた時代からちっとも変っていない。そのくせカネを稼ぐことだけ熱心になって過密ダイヤで運行する一方で、従業員たちの給料は抑制し、きついノルマだけを課している。
考えてみると、電車に乗っていて不快な思いをしたことがある路線はほとんどがJRである。自分たちの仕事が客商売であるなどとはこれっぽっちも考えていないのではないか。
by himitosh
| 2005-04-26 19:29
| 社会