2006年 08月 10日
夕涼み |
夏になると、夕食後に外に出てしばらく涼んでいることが多い。とっぷりと暮れてしまう前、山なみの影が少しずつ消えていく風景を眺めている。
昼間にどれほど暑くなっても、もうその頃には涼しい風が吹き始めている。わたしの家は標高750mのところにあるので、熱帯夜ということはまずあり得ない。むしろ明け方に寒くなって夏用の布団をもう一枚かぶりたくなる。
そして夕涼みをしながら感じるのは、蚊がいないことだ。
いや、場所によってはヤブ蚊が出てくるようなところもあるのだが、やはり信州は冬の寒さが厳しいので熱帯性の昆虫には生き延びる条件がないのではないかと思う。そういえばゴキブリも見ない。
ゴキブリと言えば、札幌出身のI田君が大学に入学して東京で下宿を始めたときの話がある。東京での最初の夏にI田君が一番びっくりしたのはゴキブリだった。下宿の部屋に帰って電気をつけるとバタバタと飛んできた真っ黒い虫にぶつかって気絶しそうになったという。
まあ、わたしも学生時代にはけっこう汚いところに仮寓をかまえていたので、ゴキブリには悩まされた記憶がある。電気をつけると飛んでは来ないものの、そこら辺をカサカサと歩き回っている姿には嫌悪感をそそられたものだ。
ああいう不快な昆虫類とあまりお近づきにならずに済むのが信州のいいところかもしれない。
夕涼みをしながら、肌にからみつくような東京の夏の空気を思い出していた。
昼間にどれほど暑くなっても、もうその頃には涼しい風が吹き始めている。わたしの家は標高750mのところにあるので、熱帯夜ということはまずあり得ない。むしろ明け方に寒くなって夏用の布団をもう一枚かぶりたくなる。
そして夕涼みをしながら感じるのは、蚊がいないことだ。
いや、場所によってはヤブ蚊が出てくるようなところもあるのだが、やはり信州は冬の寒さが厳しいので熱帯性の昆虫には生き延びる条件がないのではないかと思う。そういえばゴキブリも見ない。
ゴキブリと言えば、札幌出身のI田君が大学に入学して東京で下宿を始めたときの話がある。東京での最初の夏にI田君が一番びっくりしたのはゴキブリだった。下宿の部屋に帰って電気をつけるとバタバタと飛んできた真っ黒い虫にぶつかって気絶しそうになったという。
まあ、わたしも学生時代にはけっこう汚いところに仮寓をかまえていたので、ゴキブリには悩まされた記憶がある。電気をつけると飛んでは来ないものの、そこら辺をカサカサと歩き回っている姿には嫌悪感をそそられたものだ。
ああいう不快な昆虫類とあまりお近づきにならずに済むのが信州のいいところかもしれない。
夕涼みをしながら、肌にからみつくような東京の夏の空気を思い出していた。
by himitosh
| 2006-08-10 19:28
| 身のまわり