2006年 09月 25日
D・E・ウェストレイク『バッド・ニュース』 |
東京への行き帰りでミステリを二冊読んだ。やっぱり乗り物に乗っている時間が長いと読書量が増える。そういえば、片道1時間半の電車通勤をやっていた頃はものすごい勢いでミステリを読んでいたっけ。
さて、久しぶりにウェストレイクのドートマンダー・シリーズを読んだ。これはニュー・ヨークを舞台にした泥棒のシリーズで、だいたい四、五人の固定したメンバーが登場する。シリアスな小説ではなくて、コミカルな話である。ものすごく手の込んだ犯罪を計画して実行するが、必ず不測の事態が持ち上がって期待していた成果の十分の一も手に入らないという結果に終わるというストーリーが多い。
しかし、あくどいところがなく、気持ちよく笑わせてくれるミステリというのは最近では貴重なので翻訳が出るたびに読んでいる。
で、今回の『バッド・ニュース』はなかなかよろしい。話がどんどん飛んでいくが、それがきちんとおさまるべきところにおさまっていく点や、お馴染みのキャラクタも、今回だけのキャラクタもそれぞれ生き生きとしている。ウェストレイクももうかなりの歳のはずだが、元気で新作を出し続けているのでこれからも期待できそうだ。
さて、久しぶりにウェストレイクのドートマンダー・シリーズを読んだ。これはニュー・ヨークを舞台にした泥棒のシリーズで、だいたい四、五人の固定したメンバーが登場する。シリアスな小説ではなくて、コミカルな話である。ものすごく手の込んだ犯罪を計画して実行するが、必ず不測の事態が持ち上がって期待していた成果の十分の一も手に入らないという結果に終わるというストーリーが多い。
しかし、あくどいところがなく、気持ちよく笑わせてくれるミステリというのは最近では貴重なので翻訳が出るたびに読んでいる。
で、今回の『バッド・ニュース』はなかなかよろしい。話がどんどん飛んでいくが、それがきちんとおさまるべきところにおさまっていく点や、お馴染みのキャラクタも、今回だけのキャラクタもそれぞれ生き生きとしている。ウェストレイクももうかなりの歳のはずだが、元気で新作を出し続けているのでこれからも期待できそうだ。
by himitosh
| 2006-09-25 20:20
| 本