2007年 01月 20日
「勤務中は禁煙」は当然? |
今朝の朝日新聞経済欄で読んだ記事である。
勤務中の禁煙は医療関係の職場であれば当然という気もするが、それ以外の企業でも導入してもいい考え方ではないか。喫煙のために数十分に一回は持ち場を離れることを認めることは労働生産性から見ても容認しがたいように思う。それを認めるのであれば、喫煙しない従業員にくらべて不公平な待遇を与えることになる。
以前にも書いたが、喫煙する従業員は病欠も多くなるため労働生産性にマイナスに働く。さらに、重い疾病に冒される可能性も高く、企業ごとに運営している健康保険事業にとって大きな負担になる。と考えてくれば、ホワイトカラー・イグゼンプションの導入を求めるほど労働コストをシビアに算定する企業であれば、喫煙者を採用することをためらうところが多くなるのではないか。
タバコが(コーヒーや酒と同じ)嗜好品であるというJTの主張が正しいとすれば、8時間の労働時間中それを我慢できないわけがない。勤務中に酒を飲む労働者はごくごくまれだろう。したがって、携帯灰皿を持とうという現在のキャンペーンの次に、「勤務時間中はタバコを控えましょう」という呼びかけをJTにはやってもらいたい。
勤務中はオフィスの外でもたばこを吸ってはいけません――。米医療用品大手の日本法人ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は、医療機器を扱う事業の全従業員に対し、所定の労働時間内は、たばこ製品の喫煙を禁止する制度を1月から導入した。職場はもちろん、社外でも一切の喫煙を禁止するという内容だ。「健康に貢献する企業として、安全で健康的な職場環境を社員に提供するため」としている。
日本法人の全従業員約2500人のうち、メディカルカンパニーの契約・派遣・業務委託社員を含む全従業員約1800人が対象。昼食時間など規定の休憩時間を除き、原則午前9時~午後5時40分の労働時間内はあらゆるたばこ製品の喫煙を禁止する。社主催のイベント、諸活動をはじめ、商用車での喫煙も禁ずるので、実質的に勤務中はたばこを吸えなくなる。
J&Jグループは喫煙による社員の健康リスクを低減させる目的で、全世界の職場を1月から禁煙にした。日本国内のJ&Jグループのオフィスビル内はすでに禁煙になっており、医師のカウンセリング、禁煙補助剤の購入費用の一部補助など禁煙を支援するプログラムも導入されている。
勤務中の禁煙は医療関係の職場であれば当然という気もするが、それ以外の企業でも導入してもいい考え方ではないか。喫煙のために数十分に一回は持ち場を離れることを認めることは労働生産性から見ても容認しがたいように思う。それを認めるのであれば、喫煙しない従業員にくらべて不公平な待遇を与えることになる。
以前にも書いたが、喫煙する従業員は病欠も多くなるため労働生産性にマイナスに働く。さらに、重い疾病に冒される可能性も高く、企業ごとに運営している健康保険事業にとって大きな負担になる。と考えてくれば、ホワイトカラー・イグゼンプションの導入を求めるほど労働コストをシビアに算定する企業であれば、喫煙者を採用することをためらうところが多くなるのではないか。
タバコが(コーヒーや酒と同じ)嗜好品であるというJTの主張が正しいとすれば、8時間の労働時間中それを我慢できないわけがない。勤務中に酒を飲む労働者はごくごくまれだろう。したがって、携帯灰皿を持とうという現在のキャンペーンの次に、「勤務時間中はタバコを控えましょう」という呼びかけをJTにはやってもらいたい。
by himitosh
| 2007-01-20 09:10
| タバコ