2007年 02月 08日
「後ろ暗い、小さな秘密」 |
Web版朝日新聞で見つけた記事だが、2008年の米大統領選挙への民主党の有力候補のひとりであるオバマ上院議員が出馬表明前に「禁煙の誓い」を立てたという。オバマはアフリカ系アメリカ人としては史上三人目の上院議員で、大統領候補になれば史上初ということになる。そういう人物だけにプライベートな部分も含めてメディアの注目度は高いようだ。
こうしたところからも時代は脱タバコに向かっているようだ。
オバマ氏の地元のシカゴ・トリビューン紙が伝えた。オバマ氏は、これまで何回か禁煙を試みたが、また戻ってしまったと告白。「1日に10本まで。ふつうは4、5本だけ」「ヘビースモーカーではない」と釈明した。妻の勧めもあって昨年末に思い立ち、今は禁煙ガムをかんでいるという。大統領選は「たばこをやめるには良い時期だ」と語った。アメリカでは喫煙することが「後ろ暗い秘密」になっており、政治的にもマイナスに働いていることがよくわかる。かつて橋本龍太郎が首相をつとめていたときに、どんな場所でもおかまいなしにタバコを吸っているのをテレビでよく見たが、あまりよい印象は持てなかった。何かにつけアメリカ化している日本の社会だから、こうした点でもおそらく近づいていくのではないか。たしかにテレビニュースで政治家たちがタバコを吸っているシーンを最近はあまり見かけない。
米国の政治家にとって喫煙はマイナスイメージとなり、最近の歴代大統領もたばこを吸っていない。このため、一部の保守系メディアは、オバマ氏に対し「彼には後ろ暗い、小さな秘密がある。たばこを吸うのだ」「あなたは喫煙者を大統領に選びますか?」と攻撃を仕掛けていた。
こうしたところからも時代は脱タバコに向かっているようだ。
by himitosh
| 2007-02-08 11:51
| タバコ