2007年 06月 13日
喫煙者は就職で不利 |
朝日新聞にasparaクラブという会員限定のWebサイトがある。ここではいろいろなコラムが読めるのだが、そのなかに「面接官の秘密トーク マニュアルにない実践ドリル」と称する、プロの面接官が主として就職活動中の学生を対象として書いているコーナーがある。そこで「禁煙のススメ」として以下のような記述があった。
また、そうした喫煙者たちのために完全な分煙施設を用意、維持するコストも企業にとっては無意味なものであろう。だが、不完全な分煙によってタバコを吸わない者にも受動喫煙を強制するような職場環境では現行の手ぬるい健康増進法にすら違反していると同時に、優秀な人材も集まらなくなる。
そして、病気がち、欠勤しがちの喫煙する従業員は当然そのことで労働生産性を引き下げる。また、タバコ病に対する支出が増大することで、企業別で運営されている健康保険組合の財政状態も悪化していくのが目に見えている。
こうして考えると、喫煙者を採用することによって企業は失うものが多すぎるのである。たんなる印象として喫煙者のマイナス・イメージが強まっているだけではない。このような傾向は加速度的に進行するはずである。
このブログを読んでいる学生諸君のなかに喫煙する人がいたら、就職活動を展開する前に禁煙に踏み切るように勧める。
あなたはタバコを吸いますか?オフィスでもファクトリーでも、企業の労働現場ではこれから先も労働の生産性を上げるためにあらゆる手段を用いるであろうことは間違いない。それなしには日本の企業が生き残ることは不可能なのだから。そういう場所で「タバコ休憩」と称して1時間に一回、5分から10分持ち場を離れる労働者は許容されなくなるのも自然な成り行きである。
もし吸わない人なら、これからも吸わない方がいいでしょう。
もし愛煙家であれば、できる限り吸わないようにすることをお勧めします。
別に法律で禁止されているわけではないので、私がどうこう言う権利はないですが、正直言って喫煙者への風当たりは相当に強くなっています。
私のまわりの面接官仲間でも、男性のほとんどは非喫煙者です。
なぜか女性は喫煙率が高い。
また、非喫煙者はタバコ嫌いが多いので、喫煙者に対しての目が厳しいのは確かです。
この前の面接は集団面接でした。
4人ずつ1グループにして、就活生4人対面接官1人のスタイルです。
時間を決めて就活生を集めているので、面接室外の廊下が待合室になっています。
そのオフィス内は禁煙なので、一応喫煙者は外階段にスタンド灰皿を置いてひっそりと吸わなければいけません。
私が1組目の面接を終え、次の組を呼びに行くと1人だけ女子学生が見当たらない。
「もしかするとトイレか、タバコ?」
と思い外階段に行くと、しゃがみこんでプカ~ッと煙を吐くその子を発見。
「面接の時間だよ」と伝える私に驚く彼女。
その後の面接では、とてもまじめ(そう)に答えてくれたけど、どうしてもあの喫煙シーンが頭から離れなかった。もちろん評価は×。
彼女の場合は喫煙そのものというよりも、喫煙マナーの問題だとは思う。
ただ、日本中の喫煙スペースが激減する中で、そしてタバコの箱そのものに「危険」「肺がん」などと書いてある現状で、習慣性のあるタバコを吸うことそのものにデメリットが多く、吸いたいのに吸えないストレスも強くなるはず。
会社によっては「喫煙者NG」とか「禁煙したら給料アップ」というところもある。
男性の喫煙率は39.3%(2005年)
女性の喫煙率は11.3%(2005年)
※厚生労働省の05年の国民健康・栄養調査による
この数字を見てあなたはどう思いますか?
また、そうした喫煙者たちのために完全な分煙施設を用意、維持するコストも企業にとっては無意味なものであろう。だが、不完全な分煙によってタバコを吸わない者にも受動喫煙を強制するような職場環境では現行の手ぬるい健康増進法にすら違反していると同時に、優秀な人材も集まらなくなる。
そして、病気がち、欠勤しがちの喫煙する従業員は当然そのことで労働生産性を引き下げる。また、タバコ病に対する支出が増大することで、企業別で運営されている健康保険組合の財政状態も悪化していくのが目に見えている。
こうして考えると、喫煙者を採用することによって企業は失うものが多すぎるのである。たんなる印象として喫煙者のマイナス・イメージが強まっているだけではない。このような傾向は加速度的に進行するはずである。
このブログを読んでいる学生諸君のなかに喫煙する人がいたら、就職活動を展開する前に禁煙に踏み切るように勧める。
by himitosh
| 2007-06-13 08:32
| タバコ