2007年 07月 08日
ダブリンの街 |
日曜日の昼食のあと、何の気なしにBSハイビジョン放送を見ていたら「世界の街あるき」という番組を流していた。今日の街はアイルランドのダブリン。
番組の内容はカメラに人格を与えて、その街で会う人々と言葉を交わしたり、いっしょに店に入ったりするものだ。
で、橋の上で会った老人から「いっしょにパブに行こう」と誘われる。近くのパブに行くのだが、アイルランドはヨーロッパでも公共の場の禁煙制度がかなり早い段階で導入された国である。当然、パブのなかも禁煙である。店のなかには目立つ大きさの禁煙マークが掲示されており、喫煙者はひとりもいない。ただ、それで気がついたのだが、店の外にたいていひとりはタバコを吸っている奴がいる。しかし、歩きタバコをしている者は見なかった。
それ以降、気をつけて画面を見ていたのだが、街のそこここに立ってタバコを吸っている者がいる。それはたいてい飲食店の前のようだ。白いタバコの煙がぽかっぽかっと画面を横切るのが見える。公共の閉鎖空間を禁煙化すると、こういう光景が見られるわけだ。
そして、そのあとに川沿いの遊歩道を歩く場面があった。川に沿って長いベンチがあり、若い男女が語らっている。ところが、このベンチの下は吸い殻でいっぱい。ものすごい数であった。アイルランドには携帯灰皿などというアイデアはないようだ。
それにしても、飲食店のなかにタバコの煙が一切ないというのはいいものだと思った。いずれ日本もそうなるだろうが、それが一日でも早いことを祈りたい。
by himitosh
| 2007-07-08 13:02
| タバコ