2008年 03月 02日
『イタリア語の歴史』 |
ヴァレリア・デッラ・ヴァッレ/ジュゼッペ・パトータ『イタリア語の歴史 俗ラテン語から現代まで』(白水社)読了。とてもいい本だ。イタリア語の歴史に関しては日本語できちんと読める本がこれまでなかっただけに、意味がある。
本文が250頁程度だから大著とは言えないが、目配りがよくきいていて通読するとイタリア語の長い歴史がすんなり理解できる。例文としてあげられているさまざまな文献の引用も実に適切である。イタリア文学史の副読本としても読めそうだ。
正直なところこの本を読んでいると、ぼんやりと考えていたことがすっきり説明がつくことが多くて、非常に気持がよかった。
また、知らないこと(そして大事なこと)も多くて、そういう点でも興味深い。
イタリア文化に関心のある人には必読の本の一冊であろう。訳文もこなれていて申し分ない。オススメします。
本文が250頁程度だから大著とは言えないが、目配りがよくきいていて通読するとイタリア語の長い歴史がすんなり理解できる。例文としてあげられているさまざまな文献の引用も実に適切である。イタリア文学史の副読本としても読めそうだ。
正直なところこの本を読んでいると、ぼんやりと考えていたことがすっきり説明がつくことが多くて、非常に気持がよかった。
また、知らないこと(そして大事なこと)も多くて、そういう点でも興味深い。
イタリア文化に関心のある人には必読の本の一冊であろう。訳文もこなれていて申し分ない。オススメします。
by himitosh
| 2008-03-02 20:31
| 本