2008年 05月 14日
JR東海の言い分には呆れる |
先週末の松江での学会の行き帰りであちこち移動したが、タバコの面で最悪だったのはJR名古屋駅の新幹線のホームであった。中央西線から乗り換えて新幹線のホームに上っていくと、猛烈なタバコの臭い。 階段を上がったところに喫煙所があって、20人ほどの喫煙者たちがタバコを吸っているのだ。たしかに真ん中に「喫煙所」と看板のある大きな灰皿はあるが、ホームいっぱいに広がって吸っている。新幹線に乗る前にニコチンを補給しておこうと必死なのだろう。 こんなに大勢の喫煙者がいるのではどうやっても避けようがない。あまりにひどかったのでJR東海の「お客様窓口」に次のようなメールを書いた。
JR東海の言い分にはまったく呆れてしまう。
あの喫煙所は最悪である。すべての非喫煙者にタバコの煙を無理強いする位置である。喫煙所を作るならホームの端に設置するか、JR東日本のような完全に密閉された喫煙所を作るべきだ。そうしたら、次のような返事が来た。おそらく定型の返事だろう。あっという間に返ってきたから。
弊社では、不特定多数のお客様がご利用になるという鉄道の特性上、喫煙を希望されるお客様とタバコの嫌いなお客様の双方への配慮が必要であるため、「分煙化」を基本として取り組んでおります。そこで、もう一度メールを書いた。
新幹線の駅ホームの喫煙コーナーにつきましては、お客様のニーズに合わせ、できるだけ喫煙車付近1~2箇所に限定してに設置しておりますが、一部のホームではスペースの関係上、喫煙車付近への設置ができない状況でございます。また、ホーム上はオープンスペースで煙が滞留しにくい環境にしております。いただきましたご意見は今後の参考とさせていただきます。ご理解いただきますようお願いいたします。
タバコの問題を「好き」「嫌い」で判断するのは間違っている。タバコの煙が有害なのははっきりしているのだから、タバコを吸わない人に与える被害をどれだけ少なくできるかで判断すべきだ。したがって喫煙所を設置するなら「喫煙車の付近」に設置するのではなく、ホームの端に作るか、タバコの煙が漏れない密閉式の喫煙所を作るべきだ。JR東日本にできて東海にできない理由は何なのかを教えてもらいたい。その後はまだ返事がない。
JR東海の言い分にはまったく呆れてしまう。
by himitosh
| 2008-05-14 20:07
| タバコ