2009年 02月 02日
『3月のライオン』 |
羽海野チカ『3月のライオン』(白泉社)の2巻を読む。高校生のプロ棋士が主人公のマンガである。羽海野チカは絵がうまい。美しい絵ではないが、魅力的な絵を描く人である。『ハチミツとクローバー』もよかったが、こちらのほうがさらにビターな感じがあって大人向けかもしれない。少女マンガっぽい絵にびびらずに読んでみることをおすすめする。
実はわたしは将棋があまり好きではない。そもそも一対一の勝負事が得意ではないようだ。目の前の相手との精神的な葛藤を愉しむまでにはいたらないのである。このマンガを読んでいると、そうした精神的な苦しさを思い出す。
碁や将棋を素材にしたマンガはいくつかあるが(『ヒカルの碁』『月下の棋士』『ハチワンダイバー』)、このマンガは主人公と脇役たちの描き方がなかでも優れていると思う。
実はわたしは将棋があまり好きではない。そもそも一対一の勝負事が得意ではないようだ。目の前の相手との精神的な葛藤を愉しむまでにはいたらないのである。このマンガを読んでいると、そうした精神的な苦しさを思い出す。
碁や将棋を素材にしたマンガはいくつかあるが(『ヒカルの碁』『月下の棋士』『ハチワンダイバー』)、このマンガは主人公と脇役たちの描き方がなかでも優れていると思う。
by himitosh
| 2009-02-02 09:12
| 本