2009年 03月 28日
喫煙者の身体に染み込んだタバコ臭 |
今週のはじめに今年度限りで退職される先生がたの送別会があった。その日は酒を飲むことがわかっていたので電車で通勤したのだが、わたしが長椅子型の席に座ってすぐ隣に来た40代と見える男性がひどくタバコ臭かった。「鼻もひん曲がる」という表現があるが、目をあけているのがつらいぐらいの臭気を発している。
「うわ~っ、どうすればこんなに臭くなれるんだろう? これはたまらん」というのがそのときのわたしが(心の中で)発した声であった。即座に立ち上がり、できるだけその男から離れたところへ移動してまた座った。思うにあれは駅まで来たクルマの中で(電車に乗ったらしばらくタバコを吸えないから続けて何本も)吸ってきたためではないか。寒い日だったからクルマの窓は閉めたままの狭い空間で存分にタバコの煙で燻された結果、ああいう「動く公害」が出現したのではないか。幸い空いている電車だから移動が可能だったが、あれが首都圏の満員電車だったなら逃げることもできず気分が悪くなっていただろう。
上に上げた写真は関西の私鉄である近鉄の新型特急電車の喫煙室である。
何とも気が重いことだ。
「うわ~っ、どうすればこんなに臭くなれるんだろう? これはたまらん」というのがそのときのわたしが(心の中で)発した声であった。即座に立ち上がり、できるだけその男から離れたところへ移動してまた座った。思うにあれは駅まで来たクルマの中で(電車に乗ったらしばらくタバコを吸えないから続けて何本も)吸ってきたためではないか。寒い日だったからクルマの窓は閉めたままの狭い空間で存分にタバコの煙で燻された結果、ああいう「動く公害」が出現したのではないか。幸い空いている電車だから移動が可能だったが、あれが首都圏の満員電車だったなら逃げることもできず気分が悪くなっていただろう。
上に上げた写真は関西の私鉄である近鉄の新型特急電車の喫煙室である。
近畿日本鉄道は26日、4月から運行する新型特急車両「22600系ACE(エース)」を報道陣に公開した。JR以外では全国で初めてという温水洗浄式トイレを採用。全座席へのコンセント設置や、全席禁煙で独立した喫煙室など、新幹線以上の豪華さが売りだ。この手の喫煙室に同時に5、6人の喫煙者が集まってタバコを吸うと、「タバコ煙燻蒸室」となるだろうことは十分予測がつく。そこから大勢の「歩く公害」が生み出されるだろう。全席禁煙と謳っていても、全身にタバコ臭をまとった乗客がゾンビのようにまとわりつく恐れがある。
建造費は1両あたり約1億9千万円。丸みを帯びた外観で、座席間隔が従来車両より約5センチ広くなった。4月1日から4~6両の2編成が京都―近鉄奈良、大阪難波―近鉄名古屋など平日16便、休日19便に使われる。09年度はさらに22両を導入する。(朝日新聞3月26日)
何とも気が重いことだ。
by himitosh
| 2009-03-28 15:46
| タバコ