2009年 07月 09日
再び吉田拓郎について |
体調不良のため、8日の大阪公演を取りやめた歌手の吉田拓郎さんが、14日の福岡、17日の広島、21日の神戸の3公演も中止することになった。レコード会社が9日、発表した。入院はせず、約2週間自宅療養する。25日の静岡・つま恋、8月3日の東京・NHKホールでの公演は体調を見て判断するという。慢性気管支炎と肺気腫の二つの病気をまとめてCOPD(慢性閉塞性肺疾患)と呼んでいる。COPDの最大の原因はタバコである。これは本人がタバコを吸うこと以外に受動喫煙でも発症する。要するに、タバコの煙のように汚い空気を吸い込み続けることで肺の機能が著しく低下してしまう病気である。喫煙者の4人または5人に1人はCOPDになるという。
レコード会社によると、吉田さんは8日夜に車で大阪から帰京。9日、慢性気管支炎の悪化のため約2週間の自宅療養、安静加療を要するとの診断を受けた。 (朝日新聞7月9日)
とにかくCOPDは良くなることがない、不可逆的なプロセスで進行する病気なので、「2週間の自宅療養、安静加療」ではたしてライブができるほど回復するだろうか。カニューラを鼻につけて酸素吸入をしながらというのであれば、可能かもしれない。そういう姿をあえてさらす勇気が吉田拓郎にはあるだろうか。また、ファンもそれを望むだろうか。
忌野清志郎の肺ガン死があれほどの反響を引き起こしたのだから、吉田拓郎が事実上再起不能となり、近い将来に死ぬようなことがあれば、もっと大きな騒ぎになるだろう。だが、こういう例がこれから先どんどん増えていくのは確実と思われる。
by himitosh
| 2009-07-09 19:52
| タバコ