2009年 10月 07日
老害のきわみ |

「目に見えない政治的な動きがある。昔の自民党総裁選のようなもの」
「ブラジルのルラ大統領が来て、聞くところ、かなり思い切った約束をアフリカの諸君としたようだ」
「サルコジ(仏大統領)が、ブラジルに『フランスの戦闘機を買ってくれるならブラジルを支持する』と伝えたそうだ」
老人が腹立ちまぎれに妄想を勝手にしゃべっているわけだが、それがメディアを通して外国に伝わるとはまったく考えていないのだろう。頭が悪い、というより耄碌が進行してしまっている。おかげでこういう事態になっている。
2016年夏季五輪開催都市に選ばれたリオデジャネイロは、東京都の石原慎太郎知事に不適切な発言があったとして、国際オリンピック委員会(IOC)に正式抗議すると発表した。リオ招致委員会のマイク・リー顧問は「IOCの手に委ねることになるが、彼は謝罪するべきだと思う」と6日に語った。老化が進行していることがこれだけはっきりしているのだから、任期を全うせずに都知事の職を辞したほうがよいのではないか。もう77歳。トシに不足はない。
石原知事は帰国した4日の記者会見で、IOC総会での開催都市決定には「目に見えない政治的な動きがある。これは歴然としている」などと発言した。海外メディアがこれを「石原知事が、舞台裏の取引があったため、招致に失敗したと非難した」などと伝えた。
リー顧問は「リオは公正でクリーンなレースをして勝った。(マドリードとの決選投票は)66票―32票で勝ち、最高の招致だったことは明白だ。ブラジルは誇り高く、大きな自尊心を持った強い国だ。ブラジルを侮辱したことになる」と批判した。(共同通信10月6日19時41分)
by himitosh
| 2009-10-07 20:46
| 政治