2010年 11月 26日
『リアル』第10巻 |
井上雄彦『リアル』第10巻。一年に一冊しか出ないマンガだが、相変わらず素晴らしい。こういうマンガを読んでいると、こういう表現の形式でなければ描けない世界があると強く思う。
一年一冊だから、連載が始まって10年が経過したことになる。マンガのなかでは1年も経過していない。そうなると、移り変わる風俗をもとにしたストーリーなら完全に時代遅れになってしまっているはずだが、このマンガはそうした点では完璧に普遍的な問題を扱っている。
この巻は三人の主役がかなり平等に扱われていて、それぞれの世界が深まると同時に、それがクロスしていく予感がする。
いや、とにかく脱帽である。
一年一冊だから、連載が始まって10年が経過したことになる。マンガのなかでは1年も経過していない。そうなると、移り変わる風俗をもとにしたストーリーなら完全に時代遅れになってしまっているはずだが、このマンガはそうした点では完璧に普遍的な問題を扱っている。
この巻は三人の主役がかなり平等に扱われていて、それぞれの世界が深まると同時に、それがクロスしていく予感がする。
いや、とにかく脱帽である。
by himitosh
| 2010-11-26 13:07
| 本