2011年 05月 16日
追い詰められる喫煙者たち |
先週末は学会があって久しぶりに東京へ行ってきた。
タバコに関して東京で感じたのは、喫煙者がますますマイノリティとしてマージナルな存在になりつつあるということである。マージナルであるために余計にまた目立つということもある。 上の写真は銀座の風景だが、これは2年前の3月に撮ったものである。この銀座通りの灰皿は今回見ると、きれいさっぱり全部なくなっていた。
たしか、この写真を撮ったときに銀座商工会というところに「この灰皿は早く撤去しろ。銀座通りはタバコ臭くてやりきれない」という内容のメールを送ったことを記憶している。
東京ではデフォルトでタバコを吸える場所が、すごく限定されてきている。だからそういう場所を避けていれば、タバコの臭いからは解放される。
ところが、また別の問題も起こってくる。
学会の会場は世田谷の日大文理学部だった。渋谷から井の頭線で明大前まで行き、京王線でひと駅の下高井戸に日大はある。初日のプログラムが終わって帰りの電車のなかだった。乗車率は100%を越えて、つり革がほぼ全部埋まっているぐらいの乗客がいた。重いバッグもあったので、それを網棚に載せて吊革につかまろうと、人がまばらなところへ向かった。
そして、吊革につかまったとたんに気がついた。なぜ、そこだけ人がいなかったのかという理由である。
年の頃なら60は過ぎていて髪をポニーテールにしている自由業風の男性がそこにいた。この人がものすごくタバコ臭いのである。さすがにこれはたまらん、とわたしもそそくさとその男性から距離を置いた。
ぎっちぎちに立錐の余地もないほどの混み方ならしかたがないが、よけられるだけのスペースがある程度の混み方なら、こういう人のそばには他の乗客は寄ってこないのである。
思うに、いまは喫煙のスペースが限られていて、室内なら必ず密閉された場所でタバコを吸っているわけだから、喫煙者たちは自分のタバコだけでなく他の喫煙者たちのタバコで十二分に燻されているのであろう。だから、必然的に彼らはものすごくタバコ臭くなる。
そうなると、今度は外に出たときに、非喫煙者たちから敬遠される度合いも高まる。タバコそのものも昔より臭くなっていることもあろうが、いまの喫煙者のほうが昔の喫煙者よりもはるかにタバコ臭いのは否定できまい。
そういう連中にそばに来てもらいたくない、そういう連中のそばには行きたくない、と思うのはけっしてわがままではあるまい。
タバコに関して東京で感じたのは、喫煙者がますますマイノリティとしてマージナルな存在になりつつあるということである。マージナルであるために余計にまた目立つということもある。
たしか、この写真を撮ったときに銀座商工会というところに「この灰皿は早く撤去しろ。銀座通りはタバコ臭くてやりきれない」という内容のメールを送ったことを記憶している。
東京ではデフォルトでタバコを吸える場所が、すごく限定されてきている。だからそういう場所を避けていれば、タバコの臭いからは解放される。
ところが、また別の問題も起こってくる。
学会の会場は世田谷の日大文理学部だった。渋谷から井の頭線で明大前まで行き、京王線でひと駅の下高井戸に日大はある。初日のプログラムが終わって帰りの電車のなかだった。乗車率は100%を越えて、つり革がほぼ全部埋まっているぐらいの乗客がいた。重いバッグもあったので、それを網棚に載せて吊革につかまろうと、人がまばらなところへ向かった。
そして、吊革につかまったとたんに気がついた。なぜ、そこだけ人がいなかったのかという理由である。
年の頃なら60は過ぎていて髪をポニーテールにしている自由業風の男性がそこにいた。この人がものすごくタバコ臭いのである。さすがにこれはたまらん、とわたしもそそくさとその男性から距離を置いた。
ぎっちぎちに立錐の余地もないほどの混み方ならしかたがないが、よけられるだけのスペースがある程度の混み方なら、こういう人のそばには他の乗客は寄ってこないのである。
思うに、いまは喫煙のスペースが限られていて、室内なら必ず密閉された場所でタバコを吸っているわけだから、喫煙者たちは自分のタバコだけでなく他の喫煙者たちのタバコで十二分に燻されているのであろう。だから、必然的に彼らはものすごくタバコ臭くなる。
そうなると、今度は外に出たときに、非喫煙者たちから敬遠される度合いも高まる。タバコそのものも昔より臭くなっていることもあろうが、いまの喫煙者のほうが昔の喫煙者よりもはるかにタバコ臭いのは否定できまい。
そういう連中にそばに来てもらいたくない、そういう連中のそばには行きたくない、と思うのはけっしてわがままではあるまい。
by himitosh
| 2011-05-16 14:33
| タバコ