2014年 07月 27日
「ゴジラ」 |
で、この「ゴジラ」だが、正直なところあまり感心しなかった。
脚本に大いに難がある。巨大怪獣の話と人間のドラマがうまくフィットしていない。そして、そのどちらもあんまり面白くない。設定がストーリーにきちんと反映されていないために、消化不良の部分がすごく目につく。
怪獣も着ぐるみ感満載で、今ひとつ、ぱっとしない。もともとわたしは東宝の特撮映画にはあまりシンパシーを持てなかった。TVのウルトラマン・シリーズもまったく面白いとは感じなかった人間である。ただ、一種のホラー映画のような感じで、怪獣が登場するまでのドキドキ感は好きだった。その点では炭鉱の坑道から怪獣が現れる、「ラドン」の導入部は優れていると思う。怪獣が出てきたあとは紙芝居でも見ている感じになるのだが。
この映画も怪獣中心でシンプルなストーリーにすべきだったのではないか。終わり方からして「ゴジラ2」を作りそうな感じだが。
by himitosh
| 2014-07-27 09:04
| 映画