2006年 02月 15日
イングランドのパブ全面禁煙化 |
イングランドのパブやレストランが全面禁煙となる法案が下院で圧倒的多数で可決された。そういえば、四年前にイギリスに行ったときにもけっこうパブでタバコを吸う客が多くて閉口した記憶がある。喫煙席と禁煙席に分けてもいなかったし、ずいぶん遅れているという気がした。
だが、今回の法律で来年の夏からは職場を含む公共空間は全面的に禁煙になるという。日本も早くそういう状況にならないかと期待しているが、タバコの価格(日本:270円、イギリス:980円)から見てまだまだ先は長そうだ。
ヨーロッパのほとんどの国は公共空間での喫煙を規制するようになったが、この変化はほんとうにここ10年ぐらいのものではないか。たとえば、わたしが留学した1970年代半ばだと、イタリアではまだ映画館でタバコを吸うことが認められていた。また、どこへ行っても喫煙を規制するような空気はほとんどなかった。
だから、この変化は今後加速度的に進行するとわたしは予想する。そういうなかでいったいいつまで日本は知らん顔で通せるだろうか。原則禁煙、例外的に喫煙を許可する空間を作って分煙する方向に動いてもらいたいものだ。
by himitosh
| 2006-02-15 20:18
| タバコ