2006年 03月 14日
「パッチギ!」 |
DVDで映画「パッチギ!」(井筒和幸監督)を見る。正確には途中まで見て、ギブアップした。見るに耐えない、というのが正直な感想。どうしてこの映画がたくさんの賞をもらっているのか、わたしには理解不能だ。テレビなどを通じたプロモーションの成果だろうか。
1960年代末の京都を舞台にした青春映画という設定なのだが、映画的な魅力がまったく感じられない。ストーリーや背景をほとんどセリフで説明する、画面はまるでテレビドラマ、ちゃちなセット、下手くそな俳優、ずさんなロケ、という具合でいいところを見つけるのが難しい。映像のリズム感が皆無の映画なのだ。
そもそもこういう題材を映画にするという企画の段階で、団塊の世代に当たるわたしにはもう生理的な拒否反応が出てくるようだ。
フォーク・クルセダーズ?
「イムジン河」?
わたしにとっては気持よく忘れてしまいたい日本の音楽のなかに日本のフォークソングがある。その手の音楽は聞くのがとっても恥ずかしいのである。未熟な人々が作り出した未熟な音楽が商品として市場に流れ、それを未熟な人々が消費した。そんな感じなのである。
だから、数十年が経過して耳にすると、まるで音楽には聞こえてこない。
その種の恥ずかしさをこの映画にも感じとれるのである。
考えてみると、井筒和幸の映画をきちんと最後まで見たことは一度もない。いつも途中で嫌になってしまう。まあ、わたしには縁がない映画監督なのだろう。
1960年代末の京都を舞台にした青春映画という設定なのだが、映画的な魅力がまったく感じられない。ストーリーや背景をほとんどセリフで説明する、画面はまるでテレビドラマ、ちゃちなセット、下手くそな俳優、ずさんなロケ、という具合でいいところを見つけるのが難しい。映像のリズム感が皆無の映画なのだ。
そもそもこういう題材を映画にするという企画の段階で、団塊の世代に当たるわたしにはもう生理的な拒否反応が出てくるようだ。
フォーク・クルセダーズ?
「イムジン河」?
わたしにとっては気持よく忘れてしまいたい日本の音楽のなかに日本のフォークソングがある。その手の音楽は聞くのがとっても恥ずかしいのである。未熟な人々が作り出した未熟な音楽が商品として市場に流れ、それを未熟な人々が消費した。そんな感じなのである。
だから、数十年が経過して耳にすると、まるで音楽には聞こえてこない。
その種の恥ずかしさをこの映画にも感じとれるのである。
考えてみると、井筒和幸の映画をきちんと最後まで見たことは一度もない。いつも途中で嫌になってしまう。まあ、わたしには縁がない映画監督なのだろう。
by himitosh
| 2006-03-14 16:54
| 映画