2006年 08月 04日
「ゲド戦記」 |
夕食後、息子と一緒に「ゲド戦記」(宮崎吾朗監督)を見に行く。20時からの最終回だと、夕食を食べてからでも十分間に合う。やはり最終回が7時というのは早すぎるように思う。
子どもの夏休み期間中とはいえ平日の最終回ということで、観客数はせいぜい40というところか。村のシネコンのなかでも一番キャパシティの大きなスクリーンなので、この入りでは少し寂しい。子どもを連れて行くには時間が遅すぎたので、すいていたのかもしれない。あるいはスタジオ・ジブリの映画としては失敗作ということなのかもしれない。
さて、映画の出来は・・・・う~ん、最近のジブリの作品としては少々質が劣るように思うが、最後まで飽きずに見られたから良かったとしておこう。このところの宮崎駿の作品はアニメとしての限界に挑戦するような映像に感心することが多かったが、ああいうものと比べると映像のクオリティはぐっと落ちる。
それから、ストーリーはこんな話だったかと首をひねるほど単純なものになっていた。といっても、わたしがル・グィンの原作を読んだのは20年近く昔の話なのでほとんど記憶に残っていないのだが、それでももっと複雑玄妙な筋立てだったと思う。まあ長い話なので端折るのはしかたがないが、それにしてもピックアップする部分が間違っているのではないか。
なにしろ「大賢人」たるゲドがさっぱり活躍しないのである。これで「ゲド戦記」というタイトルをつけるのは羊頭狗肉ではなかろうか。そして敵役が冴えない。ちっとも怖くないのである。また、せっかくのアニメーションなのに魔法を駆使するシーンがほぼ皆無という地味~な映画になっている。見ていてワクワクするような場面がほとんどない。これはアニメとしてはかなり問題があろうかと思う。
脚本にも問題があるが、宮崎吾朗監督(信大農学部卒)は監督としての才能はなさそうだ。
とはいえ、全体として大風呂敷を広げず小さくまとまった作品になっているので、それなりに楽しく見ることができる。この映画も映画館の大きなスクリーンで見るほうが、DVDをPCのディスプレイで見るよりもはるかに楽しいだろう。
子どもの夏休み期間中とはいえ平日の最終回ということで、観客数はせいぜい40というところか。村のシネコンのなかでも一番キャパシティの大きなスクリーンなので、この入りでは少し寂しい。子どもを連れて行くには時間が遅すぎたので、すいていたのかもしれない。あるいはスタジオ・ジブリの映画としては失敗作ということなのかもしれない。
さて、映画の出来は・・・・う~ん、最近のジブリの作品としては少々質が劣るように思うが、最後まで飽きずに見られたから良かったとしておこう。このところの宮崎駿の作品はアニメとしての限界に挑戦するような映像に感心することが多かったが、ああいうものと比べると映像のクオリティはぐっと落ちる。
それから、ストーリーはこんな話だったかと首をひねるほど単純なものになっていた。といっても、わたしがル・グィンの原作を読んだのは20年近く昔の話なのでほとんど記憶に残っていないのだが、それでももっと複雑玄妙な筋立てだったと思う。まあ長い話なので端折るのはしかたがないが、それにしてもピックアップする部分が間違っているのではないか。
なにしろ「大賢人」たるゲドがさっぱり活躍しないのである。これで「ゲド戦記」というタイトルをつけるのは羊頭狗肉ではなかろうか。そして敵役が冴えない。ちっとも怖くないのである。また、せっかくのアニメーションなのに魔法を駆使するシーンがほぼ皆無という地味~な映画になっている。見ていてワクワクするような場面がほとんどない。これはアニメとしてはかなり問題があろうかと思う。
脚本にも問題があるが、宮崎吾朗監督(信大農学部卒)は監督としての才能はなさそうだ。
とはいえ、全体として大風呂敷を広げず小さくまとまった作品になっているので、それなりに楽しく見ることができる。この映画も映画館の大きなスクリーンで見るほうが、DVDをPCのディスプレイで見るよりもはるかに楽しいだろう。
by himitosh
| 2006-08-04 23:00
| 映画