2006年 09月 02日
Larry McMurtry 『Lonesome Dove』 |
日本ではまったくと言っていいほど受け入れられない小説のジャンルに西部小説がある。映画の西部劇は(最近はほとんど作られないが)あれほど人気があったのに、小説となるとまるでダメなのである。わたしも『シェーン』(J・シェーファー)ぐらいしか読んだことがない。とにかく翻訳が出ないので読めないのだ。
で、このラリー・マクマートリーのLonesome Doveという小説も西部小説なので、アメリカではピューリッツァー賞もとって大ベストセラーになり、TVシリーズも作られてそれも大人気だったのに、翻訳が出ない。マクマートリーの作品で翻訳があるのは、たぶん二作だけではないか。どちらも70年代にハヤカワNV文庫で出た。両方とも持っていたはずだが、いつの間にか消えてしまった。
マクマートリーという作家はずいぶん昔から活躍している人だが、最近では映画「ブロークバック・マウンテン」(アン・リー監督)のシナリオを書いてアカデミー脚本賞をもらっている。わたしぐらいの世代の人間なら、やはり映画「ラスト・ショー」(ピーター・ボグダノヴィッチ監督)の原作・脚本で憶えているかもしれない。
マクマートリーは1936年テキサス生まれで、彼が書くものはどれも古い西部か現代の西部を舞台にしている。そしてどの作品でも感じ取れるのは、消え去っていくアメリカのかつての世界に対するノスタルジーである。とにかく「切ない」小説や映画ばかりなのである。
で、このLonesome Doveだが、まだ全部読んでいない。なにしろ850頁もあって、ペーパーバックでも枕にできそうなぐらい厚い本なのである。少し暇ができたら読もうと思って本棚に突っ込んであるのだが、なかなか手が出ない。
しかし、そのうちに必ず読むぞ。
で、このラリー・マクマートリーのLonesome Doveという小説も西部小説なので、アメリカではピューリッツァー賞もとって大ベストセラーになり、TVシリーズも作られてそれも大人気だったのに、翻訳が出ない。マクマートリーの作品で翻訳があるのは、たぶん二作だけではないか。どちらも70年代にハヤカワNV文庫で出た。両方とも持っていたはずだが、いつの間にか消えてしまった。
マクマートリーという作家はずいぶん昔から活躍している人だが、最近では映画「ブロークバック・マウンテン」(アン・リー監督)のシナリオを書いてアカデミー脚本賞をもらっている。わたしぐらいの世代の人間なら、やはり映画「ラスト・ショー」(ピーター・ボグダノヴィッチ監督)の原作・脚本で憶えているかもしれない。
マクマートリーは1936年テキサス生まれで、彼が書くものはどれも古い西部か現代の西部を舞台にしている。そしてどの作品でも感じ取れるのは、消え去っていくアメリカのかつての世界に対するノスタルジーである。とにかく「切ない」小説や映画ばかりなのである。
で、このLonesome Doveだが、まだ全部読んでいない。なにしろ850頁もあって、ペーパーバックでも枕にできそうなぐらい厚い本なのである。少し暇ができたら読もうと思って本棚に突っ込んであるのだが、なかなか手が出ない。
しかし、そのうちに必ず読むぞ。
by himitosh
| 2006-09-02 22:11
| 本