2006年 09月 19日
懐メロ・シリーズ その12 「孤独の太陽」 |
今になってみるとなぜはやったのかわからないような歌があるが、ウォーカー・ブラザースの「孤独の太陽In My Room」もそういう歌のひとつのように思える。J・S・バッハの「トッカータとフーガ」ニ短調の旋律――最近だと「チラリ~ 鼻から牛乳」という替え歌のほうがよくわかるかもしれない――から始まるこの歌がヒットしたのは1967年のことであった。
ボーカルはいつでもめいっぱいエコーをかけて響かせ、バックのサウンドもフィル・スペクターなみに分厚いのが彼らの曲の特徴である。こういうものを今聞くと「うわ~、古くさいなあ~」とどうしても感じてしまう。
しかし、ボーカルのスコット・ウォーカーはとっても人気があったのだ。
フィル・スペクターのことを思い出したが、このグループはライチャス・ブラザースのコピー・バンドだと思う。コピーはオリジナルよりも古くなるのが早いのだ。
「孤独の太陽」はこんな歌詞である。
これがヒットしたのは日本だけだったというが、どうしてこんな歌がはやったのかよくわからない。
ボーカルはいつでもめいっぱいエコーをかけて響かせ、バックのサウンドもフィル・スペクターなみに分厚いのが彼らの曲の特徴である。こういうものを今聞くと「うわ~、古くさいなあ~」とどうしても感じてしまう。
しかし、ボーカルのスコット・ウォーカーはとっても人気があったのだ。
フィル・スペクターのことを思い出したが、このグループはライチャス・ブラザースのコピー・バンドだと思う。コピーはオリジナルよりも古くなるのが早いのだ。
「孤独の太陽」はこんな歌詞である。
In my room way at the end of the hallこの歌も英語が簡単すぎるから訳詞はつけない。「陰々滅々」を絵で描いたような詩である。そうした内容にふさわしい陰々滅々たる歌いっぷりを聞くことができる。
I sit and stare at the wall
Thinking how lonsome I've been
All alone in my room
In my room where every night is the same
I play a dangerous game
I keep pretending she's late
And I sit and I wait
Over there is the picture we took
When I made her my bride
Over there is the chair
Where I held her whenever she cried
Over there by the window
The flowers she left have all died
In my room way at the end of the hall
I sit and stare at the wall
Thinking how lonely I've grown
All alone in my room
これがヒットしたのは日本だけだったというが、どうしてこんな歌がはやったのかよくわからない。
by himitosh
| 2006-09-19 08:25
| 懐メロ