2006年 10月 25日
受動喫煙被害に初の調停成立 示談金80万円 |
読売新聞で次のようなニュースが伝えられている。
これはけっこう画期的な事例になるかもしれない。企業が受動喫煙を放置しておくことから生まれた健康被害を補償する義務を負うからである。タバコの煙でつらい思いをしながら毎日働いている人たちにとっては希望の光となる事例ではないか。
示談金を支払っただけで、その会社が相変わらず受動喫煙状態を放置しているとは考えにくい。なぜなら、べつの社員が同じ要求を持ち出せば、また示談金を支払わねばならないからだ。
これをテコにして一挙に職場での禁煙化が進むことを期待したい。
健康増進法で定められた分煙措置を雇用主が怠ったため、受動喫煙で化学物質過敏症を患ったとして、北海道の会社員、岡本めぐみさん(35)が札幌市東区の会社に慰謝料100万円の支払いを求めた調停が札幌簡裁であり、同社が岡本さんに示談金80万円を払うことで調停が成立したことが25日、明らかになった。
受動喫煙を巡る訴訟では、東京地裁が2004年7月、東京都江戸川区に対し、職員に5万円を賠償するよう命じた例があるが、代理人の黒木俊郎弁護士によると、「調停の成立は全国で初めて」としている。
これはけっこう画期的な事例になるかもしれない。企業が受動喫煙を放置しておくことから生まれた健康被害を補償する義務を負うからである。タバコの煙でつらい思いをしながら毎日働いている人たちにとっては希望の光となる事例ではないか。
示談金を支払っただけで、その会社が相変わらず受動喫煙状態を放置しているとは考えにくい。なぜなら、べつの社員が同じ要求を持ち出せば、また示談金を支払わねばならないからだ。
これをテコにして一挙に職場での禁煙化が進むことを期待したい。
by himitosh
| 2006-10-25 15:55
| タバコ