2006年 11月 19日
禁煙が何より大事で、酒を飲みながらのタバコは最悪 |
朝日新聞のWeb版に食道ガンに対する喫煙と飲酒のリスクに関する記事が掲載されていた。宮城県の2万7千人を対象とした調査で、喫煙・飲酒・緑茶を飲む習慣がそれぞれどの程度まで食道ガンの発生に寄与しているかを明らかにしている。それによると、タバコの影響が一番大きく、患者の7割は喫煙していなければガンにかかるのを避けられたという。
タバコを吸う人のリスクは吸わない人の5倍、ほぼ毎日飲酒する人のリスクはほとんど飲酒しない人の2.7倍だという。「タバコを吸わず、酒も緑茶もほとんど飲まない人」のリスクを1とすると、喫煙と飲酒の習慣のある人のリスクは実に9.2倍にもなるそうだ。
それは当たり前だと思う。喉頭・口腔や肺といった直接タバコの煙がふれる部分と食道とはきわめて近いのだから、喫煙者がガンになる確率はどうしても高くなるはずだ。「食道ガンは生活習慣で予防できる代表的なガン。禁煙が何より大事で、酒を飲みながらのたばこは最悪です」という研究責任者の忠告は重い。
喫煙とそれが引き起こす疾病の関連について、大規模な疫学調査がどんどん発表されてきている。タバコがもたらしている健康被害の大きさは無視するわけにいかない。そうした知識をできるだけ多くの人々に認識してもらって、タバコの害から身を守るように働きかけていきたい。
タバコを吸う人のリスクは吸わない人の5倍、ほぼ毎日飲酒する人のリスクはほとんど飲酒しない人の2.7倍だという。「タバコを吸わず、酒も緑茶もほとんど飲まない人」のリスクを1とすると、喫煙と飲酒の習慣のある人のリスクは実に9.2倍にもなるそうだ。
それは当たり前だと思う。喉頭・口腔や肺といった直接タバコの煙がふれる部分と食道とはきわめて近いのだから、喫煙者がガンになる確率はどうしても高くなるはずだ。「食道ガンは生活習慣で予防できる代表的なガン。禁煙が何より大事で、酒を飲みながらのたばこは最悪です」という研究責任者の忠告は重い。
喫煙とそれが引き起こす疾病の関連について、大規模な疫学調査がどんどん発表されてきている。タバコがもたらしている健康被害の大きさは無視するわけにいかない。そうした知識をできるだけ多くの人々に認識してもらって、タバコの害から身を守るように働きかけていきたい。
by himitosh
| 2006-11-19 19:51
| タバコ