2006年 12月 24日
ひどいもんだ |
「喫煙率の数値目標また断念 業界・自民の抵抗なお強く」という今朝の朝日新聞のニュースを読んで、ほんとうにひどいものだと思う。タバコが国民の健康をどれほど害しているかを政府・自民党はきちんと認識しなくてはいけない。
「たばこは個人の趣味。行政が数値を示して介入するのは強制だ」というJTの言い分は間違っているし、「行政が一方的に数値目標を設定し国民を誘導することは憲法の趣旨から問題」「たばこは財政物資として国や地方の財政に大きく貢献している」という自民党の決議は噴飯物である。自民党は世界から半世紀は遅れている。
結局のところ諸悪の根源は政府がその50%を所有しているJT株と「たばこ事業法」にあるように思う。タバコをたくさん吸わせることで税収を確保するという発想が前提として存在しているのである。税収だけを問題とするのであれば、タバコの価格を大幅に引き上げたほうが収入が増えるのは他国の事例からも明らかなのだが。
タバコがもたらしている損害を正しく算定すれば、いまの政府・自民党のような考え方が出てくる合理的な根拠はなくなるはずだ。幸い、来年は参議院選挙もあるので、こうしたタバコ政策も投票の際の重要な選択肢のひとつにすることができる。
国民の健康を重要なイシューとして考えない政党が政権を握っている状態は好ましくないのではないか。
「たばこは個人の趣味。行政が数値を示して介入するのは強制だ」というJTの言い分は間違っているし、「行政が一方的に数値目標を設定し国民を誘導することは憲法の趣旨から問題」「たばこは財政物資として国や地方の財政に大きく貢献している」という自民党の決議は噴飯物である。自民党は世界から半世紀は遅れている。
結局のところ諸悪の根源は政府がその50%を所有しているJT株と「たばこ事業法」にあるように思う。タバコをたくさん吸わせることで税収を確保するという発想が前提として存在しているのである。税収だけを問題とするのであれば、タバコの価格を大幅に引き上げたほうが収入が増えるのは他国の事例からも明らかなのだが。
タバコがもたらしている損害を正しく算定すれば、いまの政府・自民党のような考え方が出てくる合理的な根拠はなくなるはずだ。幸い、来年は参議院選挙もあるので、こうしたタバコ政策も投票の際の重要な選択肢のひとつにすることができる。
国民の健康を重要なイシューとして考えない政党が政権を握っている状態は好ましくないのではないか。
by himitosh
| 2006-12-24 09:07
| タバコ