2006年 12月 30日
音楽とタバコ |
昨日のエントリー(棺にタバコを入れる愚行)の話を家族としていて、「小田和正は絶対にタバコを吸ってないね」と息子が断言した。そういえば、二三日前に小田和正が毎年クリスマスの時期にやっている「クリスマスの約束」というコンサートの録画を頼まれたのだ。それを見たからそんなことを言ったのだろう。
当然わたしもそう思う。小田和正ぐらいの一流のアーティストなら、楽器である自分の喉や身体をわざわざダメにすることをやるはずがない。また、タバコを吸っていたら、あの高い澄んだ声を還暦近い年齢まで保てるわけがない。
「だけど、昔はガラガラ声にするためにわざわざタバコを吸っていた歌手もいたんだよ」と教えてやった。そういう時代もたしかにあったのだ。そのときにわたしが思い出したのはナット・キング・コールのことだが、彼が肺ガンで死んだのは48歳のときだった。コールが活躍したのは1950~60年代だから、タバコの害に関してはまだまだ知られていなかった。だから、喫煙する声楽家がいたりしたのだ。実に罪な話だと思う。
しかし、時代は確実に変化してきている。たとえば、老舗のライブハウスである新宿Loftはこの10月からフロアは全面禁煙に変わった(ロビーに喫煙所がある)。大きなホールはもちろんすべて禁煙だが、小規模なライブハウスもこれからだんだん禁煙のところが増えていくだろう。ロック・ミュージックとタバコは切り離せないものとして受け取られることが多かったようだが、そういう世界でもタバコは音楽を支えるのではなく、ダメにするものだという認識が広がってきているのだと思う。
当然わたしもそう思う。小田和正ぐらいの一流のアーティストなら、楽器である自分の喉や身体をわざわざダメにすることをやるはずがない。また、タバコを吸っていたら、あの高い澄んだ声を還暦近い年齢まで保てるわけがない。
「だけど、昔はガラガラ声にするためにわざわざタバコを吸っていた歌手もいたんだよ」と教えてやった。そういう時代もたしかにあったのだ。そのときにわたしが思い出したのはナット・キング・コールのことだが、彼が肺ガンで死んだのは48歳のときだった。コールが活躍したのは1950~60年代だから、タバコの害に関してはまだまだ知られていなかった。だから、喫煙する声楽家がいたりしたのだ。実に罪な話だと思う。
しかし、時代は確実に変化してきている。たとえば、老舗のライブハウスである新宿Loftはこの10月からフロアは全面禁煙に変わった(ロビーに喫煙所がある)。大きなホールはもちろんすべて禁煙だが、小規模なライブハウスもこれからだんだん禁煙のところが増えていくだろう。ロック・ミュージックとタバコは切り離せないものとして受け取られることが多かったようだが、そういう世界でもタバコは音楽を支えるのではなく、ダメにするものだという認識が広がってきているのだと思う。
by himitosh
| 2006-12-30 09:57
| タバコ