2007年 02月 07日
地球温暖化とわれわれの暮らし |
在宅勤務の一日。
昼過ぎにちょっと身体を動かし、自転車のメンテナンスをしたほかはだいたい仕事部屋で過ごす。今日もぽかぽかと暖かくて、このまま春になってしまいそうだ。冬はどこへ行ってしまったのだろうか。
それにしてもこのような形での温暖化は、日常生活をおくるわたしとしては非常に助かるのだが、これを日本というスケール、地球というスケールで考えてみるとすべて「よかった、よかった」とはなるまい。早い話、こんなに降る雪の量が少ないと、スキー・シーズンも短くなって観光業があがったりになるし、資源としての水が不足する事態が十分考えられる。
地球全体で見ると、異常気象が連続して各地で起こるために、農業の不振だけでなく自然災害も数多く発生するだろう。われわれの生活がわりあい危ういバランスの上に成立していることを忘れてはならない。
そうした視点から考えると、現在の日本は多くの問題を抱えているように思う。われわれの経済活動(生産と消費)が地球レベルでの未来を見据えたものであるとはとても考えられないからだ。一例をあげれば、日本の自動車工業が生産し輸出している大量の自動車がある。もちろん、そうした基幹産業の企業収益をさまざまな形で回収分配することでわれわれの暮らしが成り立っていることはたしかである。したがって、単純に自動車から自転車に乗り換えることだけでは問題は解決しない。
自動車をはじめとする先進国のエネルギー大量消費型の生活スタイルを多くの途上国が理想として追求するのは自然なことだ。経済の発展が生活に反映するのはそういうことだという共通の理解が存在する。だから、膨大な数の自動車が生産され、輸出されていく。「そうしたスタイルの生活をやめなさい」という権利は先進国にはない。
ただ、わたしが思うのは、それ以外の生活スタイルが可能であって心地よいものであることを先進国が身をもって示す必要があるのではないか。それは「省エネ」という狭い範囲にかかわるだけでなく、モラルや価値観全体の変更を迫ることにつながるように思う。われわれの暮らしを見直すことは地球の将来を考えることと直接結びついている。
昼過ぎにちょっと身体を動かし、自転車のメンテナンスをしたほかはだいたい仕事部屋で過ごす。今日もぽかぽかと暖かくて、このまま春になってしまいそうだ。冬はどこへ行ってしまったのだろうか。
それにしてもこのような形での温暖化は、日常生活をおくるわたしとしては非常に助かるのだが、これを日本というスケール、地球というスケールで考えてみるとすべて「よかった、よかった」とはなるまい。早い話、こんなに降る雪の量が少ないと、スキー・シーズンも短くなって観光業があがったりになるし、資源としての水が不足する事態が十分考えられる。
地球全体で見ると、異常気象が連続して各地で起こるために、農業の不振だけでなく自然災害も数多く発生するだろう。われわれの生活がわりあい危ういバランスの上に成立していることを忘れてはならない。
そうした視点から考えると、現在の日本は多くの問題を抱えているように思う。われわれの経済活動(生産と消費)が地球レベルでの未来を見据えたものであるとはとても考えられないからだ。一例をあげれば、日本の自動車工業が生産し輸出している大量の自動車がある。もちろん、そうした基幹産業の企業収益をさまざまな形で回収分配することでわれわれの暮らしが成り立っていることはたしかである。したがって、単純に自動車から自転車に乗り換えることだけでは問題は解決しない。
自動車をはじめとする先進国のエネルギー大量消費型の生活スタイルを多くの途上国が理想として追求するのは自然なことだ。経済の発展が生活に反映するのはそういうことだという共通の理解が存在する。だから、膨大な数の自動車が生産され、輸出されていく。「そうしたスタイルの生活をやめなさい」という権利は先進国にはない。
ただ、わたしが思うのは、それ以外の生活スタイルが可能であって心地よいものであることを先進国が身をもって示す必要があるのではないか。それは「省エネ」という狭い範囲にかかわるだけでなく、モラルや価値観全体の変更を迫ることにつながるように思う。われわれの暮らしを見直すことは地球の将来を考えることと直接結びついている。
by himitosh
| 2007-02-07 16:31
| 身のまわり