2007年 02月 28日
入試をめぐって |
現在、個別入学試験のデータを処理しているところである。いろいろとおもしろいデータが抽出できているが、それをここに書くわけにはいかない。
ただ、はっきりしているのは、この数年間の入試がかなり重要なものになるということだ。18歳人口の減少という基礎条件は日本の大学全体に共通しているが、そこでガックリと志願者を減らしてしまう大学と逆に増やすことに成功する大学の間では猛烈な格差が発生するからである。
今年に関してはわが人文学部はまずまずの線で行けるように思う。ただし、同じ信州大学でも、学部・学科によってはかなり危機的な状況に陥っているところもある。そういうところは相当に浮き足立っているというような話も漏れ聞こえてくる。
ただ、事態が危機的になってから対策を練ってもたいていは遅すぎるのである。20年、30年という長期的な見通しは無理でも、5年や10年ぐらいの中期的な戦略を立てて、入試を考えていかないとこれからの大学は立ち行かなくなるように思う。
何度も書いているようだが、大学の社会的評価は、どれほど優秀な卒業生を送り出せるかということにかかっている。優秀な卒業生を送り出すためには、きちんとした試験をして優秀な学生を入学させねばならない。だから、入試の危機は数年後には大学存続の危機となって現れてくる。
その意味では入試対策は大学にとってきわめて重大な問題なのである。
ただ、はっきりしているのは、この数年間の入試がかなり重要なものになるということだ。18歳人口の減少という基礎条件は日本の大学全体に共通しているが、そこでガックリと志願者を減らしてしまう大学と逆に増やすことに成功する大学の間では猛烈な格差が発生するからである。
今年に関してはわが人文学部はまずまずの線で行けるように思う。ただし、同じ信州大学でも、学部・学科によってはかなり危機的な状況に陥っているところもある。そういうところは相当に浮き足立っているというような話も漏れ聞こえてくる。
ただ、事態が危機的になってから対策を練ってもたいていは遅すぎるのである。20年、30年という長期的な見通しは無理でも、5年や10年ぐらいの中期的な戦略を立てて、入試を考えていかないとこれからの大学は立ち行かなくなるように思う。
何度も書いているようだが、大学の社会的評価は、どれほど優秀な卒業生を送り出せるかということにかかっている。優秀な卒業生を送り出すためには、きちんとした試験をして優秀な学生を入学させねばならない。だから、入試の危機は数年後には大学存続の危機となって現れてくる。
その意味では入試対策は大学にとってきわめて重大な問題なのである。
by himitosh
| 2007-02-28 20:39
| 大学