2007年 04月 15日
歯から見た夕張市長選 |
統一地方選挙の後半戦が進行中である。地方都市の市長・市議会議員などが対象となる。夕方のテレビニュースを見ていて、夕張市の市長選挙の報道があった。財政再建団体となった夕張市では7人の新人候補が立候補しているということなのだが、その全員をどアップで紹介していた。
いろいろな選挙に出ている――先日の都知事選にも出ていた――候補もいるが、知らない人ばかりで、見るからに素人っぽい感じの候補者が多い。おそらく政治的な経験や知識のある者なら、夕張市のような自治体を立て直すことがどれほど難しいかわかっているから、立候補をためらうだろうと思われる。
したがって、テレビの画面上からわたしが受けた印象はそれほど間違ってはいないだろう。
それからもうひとつ気になったのは、歯が悪い候補者が多いことだ。全員についてアップで演説するシーンがあったのでわかったのだが、歯が黄色かったり、茶色だったり、金歯だったりという候補者が次々出てくる。ああ、この人はタバコを吸うのか、と一目でわかってしまう。年齢と比較して顔の法令線が目立つ候補者も多い。
選挙は見た目がものを言うので、立候補のための周到な準備を事前にやる場合には、歯の矯正とかクリーニングとかは選挙戦術として常識に近くなっているのではないか。これらの候補者の場合そういうことをやるだけの余裕がない、ということが画面から透けて見えるのである。
それ以外にも人影もまばらな、夕張市の道路を選挙カーが走っていく光景はかなり寂しい。そんなわけでテレビニュースを見ていて、これは先々たいへんだなあと思った次第である。
<追記>
それにしても市会議員選となると、選挙カーが大学の近くをひっきりなしに通るので非常にうるさい。県議選はこんなことはなかったのに。
選挙広報活動というのはほんとうに意味があるものなのだろうか。候補者の名前を連呼したからといって、その候補者に投票するなどという有権者がいるかな? たんなる景気づけではないか。あるいは「ほかがやるからうちもやる」という程度のものでは? そういえば、その昔青島幸男が参議院の選挙(全国区)の際に、選挙期間中外国へ行っていたことがあった。それでも当選したのだが、けっこう批判されていた。
だが、やはり選挙運動というのは当事者の気休めの部分が大きいのではないか。やってもやらなくてもそう違いはないのでは。
いずれにせよ、選挙カーに乗って名前を連呼するスタイルだけはなんとかやめてもらいたい。
いろいろな選挙に出ている――先日の都知事選にも出ていた――候補もいるが、知らない人ばかりで、見るからに素人っぽい感じの候補者が多い。おそらく政治的な経験や知識のある者なら、夕張市のような自治体を立て直すことがどれほど難しいかわかっているから、立候補をためらうだろうと思われる。
したがって、テレビの画面上からわたしが受けた印象はそれほど間違ってはいないだろう。
それからもうひとつ気になったのは、歯が悪い候補者が多いことだ。全員についてアップで演説するシーンがあったのでわかったのだが、歯が黄色かったり、茶色だったり、金歯だったりという候補者が次々出てくる。ああ、この人はタバコを吸うのか、と一目でわかってしまう。年齢と比較して顔の法令線が目立つ候補者も多い。
選挙は見た目がものを言うので、立候補のための周到な準備を事前にやる場合には、歯の矯正とかクリーニングとかは選挙戦術として常識に近くなっているのではないか。これらの候補者の場合そういうことをやるだけの余裕がない、ということが画面から透けて見えるのである。
それ以外にも人影もまばらな、夕張市の道路を選挙カーが走っていく光景はかなり寂しい。そんなわけでテレビニュースを見ていて、これは先々たいへんだなあと思った次第である。
<追記>
それにしても市会議員選となると、選挙カーが大学の近くをひっきりなしに通るので非常にうるさい。県議選はこんなことはなかったのに。
選挙広報活動というのはほんとうに意味があるものなのだろうか。候補者の名前を連呼したからといって、その候補者に投票するなどという有権者がいるかな? たんなる景気づけではないか。あるいは「ほかがやるからうちもやる」という程度のものでは? そういえば、その昔青島幸男が参議院の選挙(全国区)の際に、選挙期間中外国へ行っていたことがあった。それでも当選したのだが、けっこう批判されていた。
だが、やはり選挙運動というのは当事者の気休めの部分が大きいのではないか。やってもやらなくてもそう違いはないのでは。
いずれにせよ、選挙カーに乗って名前を連呼するスタイルだけはなんとかやめてもらいたい。
by himitosh
| 2007-04-15 21:48
| 政治