2008年 02月 02日
サブプライム問題の余波 |
どうやら世界の景気はこのまま一挙に悪くなるようだ。サブプライム問題がアメリカ一国の経済をおかしくするだけでなく、世界全体を巻き込んだ不況のきっかけになるのは避けられない。
結局のところバブル期の日本で起きたこととまったく同じ事態がアメリカで発生したのである。住宅バブルのさなか、所得の低い人が借金して家を買ってもその値上がりで十分利益が上がったわけだが、そうしたババ抜きのようなマネー・ゲームがいつまでも続くわけがない。最後にバブルがはじけてしまったのである。
ただ、日本のバブル崩壊と大きく違うのは、サブプライム・ローンがさまざまな金融技術を通じて証券化され、世界中に売りさばかれてしまっていたことである。そうした「腐ったミカン」が世界の経済のあちこちにばらまかれ、それぞれの地域で経済を腐らせてしまっているのが現在の状況なのである。
短期的に見ると、2、3年は景気が落ち込む一方ということになるのではないかと危惧している。
この数年学生たちの就職が好転してきて、わりあい心安らかに卒業式を迎えることができたのだが、それもこれからどうなることやら。グローバルな経済情勢の変化がミクロな学生の就職というところまで影響を与えるにはいくつものステップが存在するのはわかるが、そのことが気にはなっている。
結局のところバブル期の日本で起きたこととまったく同じ事態がアメリカで発生したのである。住宅バブルのさなか、所得の低い人が借金して家を買ってもその値上がりで十分利益が上がったわけだが、そうしたババ抜きのようなマネー・ゲームがいつまでも続くわけがない。最後にバブルがはじけてしまったのである。
ただ、日本のバブル崩壊と大きく違うのは、サブプライム・ローンがさまざまな金融技術を通じて証券化され、世界中に売りさばかれてしまっていたことである。そうした「腐ったミカン」が世界の経済のあちこちにばらまかれ、それぞれの地域で経済を腐らせてしまっているのが現在の状況なのである。
短期的に見ると、2、3年は景気が落ち込む一方ということになるのではないかと危惧している。
この数年学生たちの就職が好転してきて、わりあい心安らかに卒業式を迎えることができたのだが、それもこれからどうなることやら。グローバルな経済情勢の変化がミクロな学生の就職というところまで影響を与えるにはいくつものステップが存在するのはわかるが、そのことが気にはなっている。
by himitosh
| 2008-02-02 20:40
| 社会