2008年 04月 01日
ファミレスで |
一昨日の日曜日に息子と一緒にファミレスで昼食をとった。店に入ったのは12時前だったのだが、もう15人ぐらいの空席待ちの人たちがいた。そんなわけで、空席待ちの名簿に名前を書き込んだ。
そのときに気がついたことだが、わたしの前には4組の客がいて、全員が「禁煙」を希望していた。それで、店内を見渡してみると、たしかに禁煙席は満席だったが、喫煙席はガラガラ。2組しか客がいない。
そのあと、客席に案内されてからも、トイレに立ったりするたびに名簿をチラリと眺めていた。やはり「喫煙」を希望する客は10組に1組ぐらいしかいない。こうしてわれわれが帰るときまで空席待ちの列が消えることがなかった。
当たり前のことだ。わざわざタバコ臭い場所で食事をしたいという人はそう多くない。
で、帰宅してさっそく店のHPから意見のメールを窓口に送った。その日に見た様子を説明した上で、「小さな子どものいる家族連れの客が多い土日は全席禁煙にすべきではないか。それのほうが客の回転が速くて売り上げが伸びるだろう」という内容のメールである。
その返事が今日とどいた。店の名前は出せないので、その部分は伏せて紹介したい。
そのときに気がついたことだが、わたしの前には4組の客がいて、全員が「禁煙」を希望していた。それで、店内を見渡してみると、たしかに禁煙席は満席だったが、喫煙席はガラガラ。2組しか客がいない。
そのあと、客席に案内されてからも、トイレに立ったりするたびに名簿をチラリと眺めていた。やはり「喫煙」を希望する客は10組に1組ぐらいしかいない。こうしてわれわれが帰るときまで空席待ちの列が消えることがなかった。
当たり前のことだ。わざわざタバコ臭い場所で食事をしたいという人はそう多くない。
で、帰宅してさっそく店のHPから意見のメールを窓口に送った。その日に見た様子を説明した上で、「小さな子どものいる家族連れの客が多い土日は全席禁煙にすべきではないか。それのほうが客の回転が速くて売り上げが伸びるだろう」という内容のメールである。
その返事が今日とどいた。店の名前は出せないので、その部分は伏せて紹介したい。
柴野様へこのメールに対して次のような返信を書いた。
禁煙席に関するご意見を頂きまして有難うございます。
全フロアー禁煙席の実施につきましては、○○○○岐阜羽島店にて平成15年に行いました。その時、煙草の販売機も全て中止いたしました。売り上げ高としましては約10%以上マイナスし経営悪化が予測され、また喫煙希望のお客様のご意見も多く、中止した経緯がございます。
現在の対応としましては新店舗の建設に当たり、喫煙席と禁煙席をより分煙化させてお客様のご要望もフレッキシブルに対応出来るような分煙化対策を進めております。
まだ不十分な所はございますが、今後可能なかぎり分煙への対策を検討して参りますので、何卒ご理解の程お願い申し上げます。
柴野@信州大学人文学部、です。全面禁煙店の実験を行っていることからもわかるように、企業としては禁煙に経済的なメリットがあれば、積極的に導入していくものと思われる。客にタバコを吸わせるメリットよりも、吸わせないメリットのほうが大きくなる、その分水嶺はもう間近ではないかとわたしは考えている。
丁寧で素早いご返事をありがとうございました。
平成15年度に完全禁煙店の実験を行っておられたことは知りませんでした。その結果が10%以上の売り上げ低下ということだったというお話ですが、もうそれはいまから5年も前の話ですね。この5年の変化を考慮すべきではないでしょうか。
この5年間で成人喫煙率は確実に下がってきており、昨年のJTの調査では(2006年の)成人喫煙率は25%にまで低下しています。それだけでなく、喫煙という行為に対する社会の見方はますます厳しくなってきていることはおわかりだと思います。
もう一度同じ実験をやってみる意欲は○○○○・グループにはないのでしょうか。おそらく前回とはまったく異なる結果が出るものと予想します。
神奈川県では知事のイニシアチブで(飲食店を含む)すべての公共の閉鎖空間の禁煙が近いうちに条例化されるということです。神奈川でそうした制度が導入されれば、タクシーの禁煙化がそうであったように、他の都道府県へも同様の制度が広がっていくものと考えております。そうした社会の流れを先取りすることが飲食業界での生き残りには必要ではないでしょうか。
なにとぞ、真剣にご検討いただけるようにお願いいたします。
by himitosh
| 2008-04-01 22:02
| タバコ