2008年 07月 11日
消滅のスパイラル |
久しぶりのタバコに関するエントリである。昨年度のタバコ税が一昨年度よりも減少したというニュース。
また、基本的にタバコの問題は税収の観点だけからとらえるべきではなく、日本国民の健康な生活という重要な側面を必ず考慮に入れるべきである。
いずれにせよ、タバコはようやく日本においても消滅の方向へと舵を切りつつあるように思う。
07年度のたばこ税収が国・地方合わせて前年度比約170億円減の約2兆2700億円にとどまり、2年ぶりに減少したことが9日、財務、総務両省の決算資料で分かった。06年度はたばこ税を1本当たり約1円引き上げ8・7円としたため、税収は増えたが、たばこの売り上げは減少が続いているため再び税収減となった。政府・与党内で高まっているたばこ大幅増税の議論にも影響を与えそうだ。財務省幹部は「急激な値上げは禁煙者を増やし、税収増にはつながらない」というが、「値上げをしなければ税収減は確実であり、減少のテンポも早まっている」ということもコメントすべきではなかったか。
たばこ税は03年度と06年度に引き上げられたが、喫煙者減少による販売伸び悩みで税収は00年度以降、年間2兆2000億円台にとどまっている。最近はオフィスだけでなく、路上やタクシーにも禁煙が広がり、販売本数の減少傾向が続いている。このため、政府はたばこの値上げがなくても販売数量は減少傾向を続けるとみており、08年度の税収は国・地方合わせて07年度比約700億円減の計2兆2036億円と見込んでいる。
たばこ税をめぐっては、社会保障費を賄うため、1箱1000円など大幅な増税を求める声が出ている。これに対し「急激な値上げは禁煙者を増やし、税収増にはつながらない」(財務省幹部)との声もある。(毎日新聞7月10日)
また、基本的にタバコの問題は税収の観点だけからとらえるべきではなく、日本国民の健康な生活という重要な側面を必ず考慮に入れるべきである。
いずれにせよ、タバコはようやく日本においても消滅の方向へと舵を切りつつあるように思う。
by himitosh
| 2008-07-11 05:21
| タバコ