2008年 08月 04日
ソルジェニーツィンの死 |
訃報続きだが、ソルジェニーツィンの死が伝えられている。89歳。おお、まだ生きていたのかと思ったのだが、この人の場合もかなり前から事実上作家としては活動していない。
わたしが『イワン・デニーソヴィチの一日』を読んだのは高校生の頃だったと思う。高校生時代にロシア文学に入れ込んだ時期があって、その延長でソルジェニーツィンを読んでいた。ロシア文学の伝統を受け継いでいる作家だと思う。
もちろんソルジェニーツィンの作品世界は20世紀の政治や社会と不可分なので、そうした歴史意識がつねに問われることになる。そういう意味で『イワン・デニーソヴィチの一日』は現代史に関心のある人には必読の小説であろう。
ソルジェニーツィンの他の作品は『ガン病棟』と『収容所群島』しか読んでいない。だが、それ以外に翻訳された作品があるのだろうか。『デニーソヴィチ』だけはもう一度読んでもおもしろく読めそうな気がする。シリアス一辺倒ではなくて、不思議なユーモアがある小説だったと記憶している。
わたしが『イワン・デニーソヴィチの一日』を読んだのは高校生の頃だったと思う。高校生時代にロシア文学に入れ込んだ時期があって、その延長でソルジェニーツィンを読んでいた。ロシア文学の伝統を受け継いでいる作家だと思う。
もちろんソルジェニーツィンの作品世界は20世紀の政治や社会と不可分なので、そうした歴史意識がつねに問われることになる。そういう意味で『イワン・デニーソヴィチの一日』は現代史に関心のある人には必読の小説であろう。
ソルジェニーツィンの他の作品は『ガン病棟』と『収容所群島』しか読んでいない。だが、それ以外に翻訳された作品があるのだろうか。『デニーソヴィチ』だけはもう一度読んでもおもしろく読めそうな気がする。シリアス一辺倒ではなくて、不思議なユーモアがある小説だったと記憶している。
by himitosh
| 2008-08-04 09:28
| 文化一般