2009年 01月 17日
センター試験雑感 |
今日明日と大学入試センター試験が行われる。
センター試験は、この制度が始まってからほとんどずっとかかわってきたが、年々細かな規定が増えてきて、監督者としては疲れるものになってきている。科目数が増えているのと、リスニング試験のようにまったく新しいタイプの試験が加わったことがひとつの理由である。
それから、もうひとつは監督のやり方に関する規範が厳しくなってきた。これはまあ当然ということもあるのだが、かなりひどい事例がいくつも出てきて、しかもそれに対する受験生の側からの批判も強くなってきているためだ。
1日目の午前中には地理歴史の試験があった。世界史の問題を見ていて、「受験の歴史ってつまんないなあ」としみじみ思った。結局知識の量を試すだけの問題しか作れていない。といって、お前ならどういう問題を作るかと問われて「こうする」というような答えが簡単に出てくるわけではないが、これでは歴史をいやがる受験生が増えるばっかりのような気がする。
いずれにせよ、こんな形式の試験(=受験者数十万人・全国一律一斉実施・不公平なし)をたいしたトラブルもなしに数十年続けられるのは日本だけだろうと思う。その意味では使いようによってはとても有効な試験だと思う。
受験生の立場に立つとけっこうたいへんだが、まあ一種の通過儀礼として受験を乗り切ってもらいたい。
<追記>
何事もなく今日の試験監督は終わった。あ~疲れた。
このところ寒い日が続いていたけれど、今日はわりあい暖かかったし天気も良くて助かった。もうかなり前のことになるが、センター試験前日の金曜日に雪が降って80cmも積もったことがあった。あのときは家に帰れなくて大学に泊まったのだ。
それにしてもたいへんな試験である。最後のリスニング試験など、全受験生に一台ずつICプレーヤーを使わせる形式だから、どんなに日本の電気製品が優秀でも確率的に必ず不具合は出てくる。そういうのが自分の担当時に出てこなくてよかった。
まずは一日、無事に終わったことを喜びたい。
センター試験は、この制度が始まってからほとんどずっとかかわってきたが、年々細かな規定が増えてきて、監督者としては疲れるものになってきている。科目数が増えているのと、リスニング試験のようにまったく新しいタイプの試験が加わったことがひとつの理由である。
それから、もうひとつは監督のやり方に関する規範が厳しくなってきた。これはまあ当然ということもあるのだが、かなりひどい事例がいくつも出てきて、しかもそれに対する受験生の側からの批判も強くなってきているためだ。
1日目の午前中には地理歴史の試験があった。世界史の問題を見ていて、「受験の歴史ってつまんないなあ」としみじみ思った。結局知識の量を試すだけの問題しか作れていない。といって、お前ならどういう問題を作るかと問われて「こうする」というような答えが簡単に出てくるわけではないが、これでは歴史をいやがる受験生が増えるばっかりのような気がする。
いずれにせよ、こんな形式の試験(=受験者数十万人・全国一律一斉実施・不公平なし)をたいしたトラブルもなしに数十年続けられるのは日本だけだろうと思う。その意味では使いようによってはとても有効な試験だと思う。
受験生の立場に立つとけっこうたいへんだが、まあ一種の通過儀礼として受験を乗り切ってもらいたい。
<追記>
何事もなく今日の試験監督は終わった。あ~疲れた。
このところ寒い日が続いていたけれど、今日はわりあい暖かかったし天気も良くて助かった。もうかなり前のことになるが、センター試験前日の金曜日に雪が降って80cmも積もったことがあった。あのときは家に帰れなくて大学に泊まったのだ。
それにしてもたいへんな試験である。最後のリスニング試験など、全受験生に一台ずつICプレーヤーを使わせる形式だから、どんなに日本の電気製品が優秀でも確率的に必ず不具合は出てくる。そういうのが自分の担当時に出てこなくてよかった。
まずは一日、無事に終わったことを喜びたい。
by himitosh
| 2009-01-17 12:54
| 大学