2009年 02月 20日
いよいよ個別入試 |
来週の水曜日が個別入学試験の前期日程である。この時期になると、入試をめぐる仕事が増えてくる。毎年頭を悩ますのは、志願者がどの程度になるか、合格者に対する入学手続者がどれくらいになるかということである。
わが信州大学人文学部の今年の志願倍率(前期日程)は、大学のHPにも発表されているが、人間情報学科が4.0倍、文化コミュニケーション学科が4.4倍ということになった。前期の定員が135人のところに昨年よりも100人以上志願者が増えたのである。入学者選抜を実質的なものにするには3倍ぐらいの志願倍率が必要だと言われているが、今年はそれをまずはクリアできた。
ここまでの主な私立大学の志願状況を見てみると、志願者数が減少して倍率が低下しているところがほとんどである。それに比べると国公立大学の志願者数はわずかだが増えているところが多い。近県の国公立大学の人文系学部の志願倍率もほとんどが上昇している。
やはり昨年秋以来の急速な経済状況の悪化がこうした傾向をもたらしていると見て間違いないものと思う。私立大学と国公立大学の学費負担の差は、わたしが学生だった40年前ほどではないものの、歴然としている。初年度納付金では数十万円の差でも、4年間分を合計すると数百万円の違いが出てくる。できれば国公立に進学してもらいたいという親の気持はわたしにもよくわかる。
大学教育は親が子どもに与えてやれるものの中で最も高価なもののひとつだろう。それを考えれば、できるだけ親の負担を小さくしたいと思う子どもの気持もよくわかる。
そうした親と子どもの期待に応えられるだけの大学教育をわれわれとしては用意しないといけない。そういうことをこの季節にはいつも思うのである。
わが信州大学人文学部の今年の志願倍率(前期日程)は、大学のHPにも発表されているが、人間情報学科が4.0倍、文化コミュニケーション学科が4.4倍ということになった。前期の定員が135人のところに昨年よりも100人以上志願者が増えたのである。入学者選抜を実質的なものにするには3倍ぐらいの志願倍率が必要だと言われているが、今年はそれをまずはクリアできた。
ここまでの主な私立大学の志願状況を見てみると、志願者数が減少して倍率が低下しているところがほとんどである。それに比べると国公立大学の志願者数はわずかだが増えているところが多い。近県の国公立大学の人文系学部の志願倍率もほとんどが上昇している。
やはり昨年秋以来の急速な経済状況の悪化がこうした傾向をもたらしていると見て間違いないものと思う。私立大学と国公立大学の学費負担の差は、わたしが学生だった40年前ほどではないものの、歴然としている。初年度納付金では数十万円の差でも、4年間分を合計すると数百万円の違いが出てくる。できれば国公立に進学してもらいたいという親の気持はわたしにもよくわかる。
大学教育は親が子どもに与えてやれるものの中で最も高価なもののひとつだろう。それを考えれば、できるだけ親の負担を小さくしたいと思う子どもの気持もよくわかる。
そうした親と子どもの期待に応えられるだけの大学教育をわれわれとしては用意しないといけない。そういうことをこの季節にはいつも思うのである。
by himitosh
| 2009-02-20 17:14
| 大学