2009年 04月 06日
地震 |
イタリアで地震が起きている。
イタリアは火山国であり、地震国であるが、耐震設計のほどこされている建築は少ない。留学している頃、集合住宅の建築を見ていると、「これで大丈夫か」と思うことが多かった。石材を組み合わせるだけで、耐震補強の類の工程がほとんどなかったのだ。だから建て始めると、あっという間に完成する。土木工事や公共事業の建設工事などはやたらと時間がかかるが、民間の住宅についてはずいぶんお手軽な作り方をしていると思った。
イタリアは火山国であり、地震国であるが、耐震設計のほどこされている建築は少ない。留学している頃、集合住宅の建築を見ていると、「これで大丈夫か」と思うことが多かった。石材を組み合わせるだけで、耐震補強の類の工程がほとんどなかったのだ。だから建て始めると、あっという間に完成する。土木工事や公共事業の建設工事などはやたらと時間がかかるが、民間の住宅についてはずいぶんお手軽な作り方をしていると思った。
イタリア中部で6日午前3時半(日本時間同10時半)ごろ、強い地震があった。米地質研究所によると、震源はローマの北東86キロ付近で、震源の深さは33キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.3。石で作る建築と木造建築の違いはあるだろうが、日本であればマグニチュード6.3でこれほどの被害が出るとは思えない。
震源に近いラクイラでは、教会やアパートなど多数の建物が崩壊。地元警察や消防によって、生き埋めになった住民らの救出活動が始まっている。ANSA通信によると死者は20人、行方不明者は30人に上っている。
ラクイラはローマのあるラツィオ州に隣接するアブルッツォ州の州都で、人口は約7万人。観光地として知られ、13世紀末に建設されたサンタマリア・ディ・コッレマッジョ聖堂が有名で、創設者のローマ法王ケレスティヌス5世が埋葬されている。 (朝日新聞4月6日16時57分)
by himitosh
| 2009-04-06 20:21
| イタリア