2009年 06月 07日
ロイヤルホストの完全分煙化 |
子どもが大きくなって家族で外食をすることが少なくなったこともあるが、ファミレスの客席の混煙状態がどうにも我慢が出来ないことも理由である。喫煙席と禁煙席と分けてあっても、空気まで分けてあるわけではないので、一定程度以上の喫煙者がいれば必ず客席全体がタバコ臭くなるのは当たり前の話である。
数年前に千葉大で学会があったときに昼食をとるために大学前のファミレスに入った。ところが通された席は禁煙席とはいえ、喫煙席のすぐ横。隣にはスパスパタバコを吸っている客たちがいる。ガックリして席を立ち、「これでは食事が出来ません」と店員に告げて別の店を探したことがあった。
わざわざタバコ臭い空気のなかで食事をしたいと思う人はそう多くないだろう。ファミレスという業態が衰退しつつある原因のひとつがタバコではないかとわたしは考えている。
で、ロイヤルホストはファミレス業界で初めて完全分煙化を打ち出したという。
本改装では、社会的関心が高まっている受動喫煙の防止策として、店内に独立した快適性の高い喫煙ルームを設け、客席部分を完全禁煙にすることで、ロイヤルホスト初となる“完全分煙化”を推進し、喫煙者も非喫煙者もくつろげる店舗作りを行います。さしあたり10店に喫煙ルームを設けて客席全体を禁煙とし、3年以内に全店舗の6割を完全分煙化するという方針だそうだ。改装店舗の初年度売上を前年度比10%増を見込んでいるというが、この目算がうまく行くことを祈りたい。
素人としては、タバコ臭くなければ足を運ぼうという家族客は増えると思う。ただし、24時間営業の深夜の客層には喫煙者が多いと思われるので、そこまでトータルに考えてどうなるか、結果を注目したい。
by himitosh
| 2009-06-07 08:55
| タバコ