2012年 12月 17日
選挙結果について |

3年3カ月の民主党政権にはほんとうにガッカリである。はじめから政党の体をなしていなかったのだから、何かを期待するのは無理だった。雑多な構成員をまとめ上げる理念も組織も指導者もないのだから、こうなるのはしかたがない。
自民党の政権復帰にも期待はできない。言っていることがあまりに後ろ向きすぎる。既得権を配分するシステムしか持たないこの党が新しいものを打ち出せるとは思えない。公明党を切って維新の会と組み、憲法改正に必要な三分の二の議席数を確保する方向へ行くかもしれない。
よかったことは小沢一郎の力が失われたことぐらいか。この政治家の放つ腐臭は「脱原発」や「女性知事」のカモフラージュでは覆い隠せなかったのだろう。
しかし、世襲政治は大手をふるってよみがえったし、日本の頑迷固陋な政治文化はそのまま残ってしまった。全体としてはけっして明るい展望が開くような選挙ではなかった。
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by himitosh
| 2012-12-17 08:09
| 政治